$f(x)$ を $x$ の2次関数とし、放物線 $y = f(x)$ を $C$ とする。$f'(x) = 2x - 4$ であり、$C$ は点 $(0, 5)$ を通る。以下の問いに答えよ。 (1) $f(x)$ を求めよ。 (2) $C$ 上の点 $(1, f(1))$ における $C$ の接線の傾きを求めよ。 (3) (2)の接線に垂直で点 $(1, f(1))$ を通る直線 $l$ の方程式を求めよ。 (4) $0 \leq x \leq 1$ の範囲で、$C$ と $l$ および $y$ 軸で囲まれた図形の面積を求めよ。

解析学2次関数微分積分接線面積
2025/8/3

1. 問題の内容

f(x)f(x)xx の2次関数とし、放物線 y=f(x)y = f(x)CC とする。f(x)=2x4f'(x) = 2x - 4 であり、CC は点 (0,5)(0, 5) を通る。以下の問いに答えよ。
(1) f(x)f(x) を求めよ。
(2) CC 上の点 (1,f(1))(1, f(1)) における CC の接線の傾きを求めよ。
(3) (2)の接線に垂直で点 (1,f(1))(1, f(1)) を通る直線 ll の方程式を求めよ。
(4) 0x10 \leq x \leq 1 の範囲で、CCll および yy 軸で囲まれた図形の面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) f(x)=2x4f'(x) = 2x - 4 を積分すると、
f(x)=(2x4)dx=x24x+C1f(x) = \int (2x - 4) dx = x^2 - 4x + C_1 (C1C_1 は積分定数)
CC は点 (0,5)(0, 5) を通るので、f(0)=5f(0) = 5
f(0)=024(0)+C1=C1=5f(0) = 0^2 - 4(0) + C_1 = C_1 = 5
よって、f(x)=x24x+5f(x) = x^2 - 4x + 5
(2) f(1)=124(1)+5=14+5=2f(1) = 1^2 - 4(1) + 5 = 1 - 4 + 5 = 2
(1,f(1))=(1,2)(1, f(1)) = (1, 2) における接線の傾きは f(1)f'(1) で与えられる。
f(1)=2(1)4=24=2f'(1) = 2(1) - 4 = 2 - 4 = -2
(3) 接線に垂直な直線の傾きは、接線の傾きの逆数に 1-1 を掛けたものである。
接線の傾きは 2-2 なので、垂直な直線の傾きは 12=12-\frac{1}{-2} = \frac{1}{2}
垂直な直線 ll は点 (1,2)(1, 2) を通るので、直線 ll の方程式は、
y2=12(x1)y - 2 = \frac{1}{2}(x - 1)
y=12x12+2=12x+32y = \frac{1}{2}x - \frac{1}{2} + 2 = \frac{1}{2}x + \frac{3}{2}
(4) 0x10 \leq x \leq 1 の範囲で、CCll および yy 軸で囲まれた図形の面積は、01((12x+32)(x24x+5))dx\int_0^1 ((\frac{1}{2}x + \frac{3}{2}) - (x^2 - 4x + 5))dx で与えられる。
01(12x+32x2+4x5)dx=01(x2+92x72)dx\int_0^1 (\frac{1}{2}x + \frac{3}{2} - x^2 + 4x - 5)dx = \int_0^1 (-x^2 + \frac{9}{2}x - \frac{7}{2})dx
=[13x3+94x272x]01= [-\frac{1}{3}x^3 + \frac{9}{4}x^2 - \frac{7}{2}x]_0^1
=13+9472=4+274212=1912= -\frac{1}{3} + \frac{9}{4} - \frac{7}{2} = \frac{-4 + 27 - 42}{12} = \frac{-19}{12}
面積は負にならないので、絶対値を取って 1912\frac{19}{12}

3. 最終的な答え

ア: 4
イ: 5
ウエ: -2
オ: 1
カ: 2
キ: 3
ク: 2
ケコ: 19
サシ: 12

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