関数 $y = \cos^2(6\pi x)$ の周期を求める。

解析学三角関数周期倍角の公式cos関数
2025/8/3

1. 問題の内容

関数 y=cos2(6πx)y = \cos^2(6\pi x) の周期を求める。

2. 解き方の手順

まず、cos2(6πx)\cos^2(6\pi x) を倍角の公式を用いて変形する。倍角の公式は cos(2θ)=2cos2(θ)1\cos(2\theta) = 2\cos^2(\theta) - 1 であるから、cos2(θ)=1+cos(2θ)2\cos^2(\theta) = \frac{1 + \cos(2\theta)}{2} となる。これを利用すると、
y=cos2(6πx)=1+cos(12πx)2=12+12cos(12πx)y = \cos^2(6\pi x) = \frac{1 + \cos(12\pi x)}{2} = \frac{1}{2} + \frac{1}{2}\cos(12\pi x)
となる。
次に、cos(kx)\cos(kx) の周期は 2πk\frac{2\pi}{|k|} であることを利用する。今回の関数では、k=12πk = 12\pi であるから、cos(12πx)\cos(12\pi x) の周期は 2π12π=2π12π=16\frac{2\pi}{|12\pi|} = \frac{2\pi}{12\pi} = \frac{1}{6} となる。定数項12\frac{1}{2}12\frac{1}{2}は周期に影響を与えないため、y=cos2(6πx)y = \cos^2(6\pi x) の周期は 16\frac{1}{6} となる。

3. 最終的な答え

16\frac{1}{6}

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