与えられた文章の空欄「あ」から「さ」に当てはまる適切な数値、数式、または言葉を答える問題です。内容は、3次関数、対数関数・逆三角関数の平均値の定理、テイラーの定理(ラグランジュの剰余項)に関する穴埋め問題です。

解析学3次関数対数関数逆三角関数平均値の定理テイラーの定理ラグランジュの剰余項
2025/8/3

1. 問題の内容

与えられた文章の空欄「あ」から「さ」に当てはまる適切な数値、数式、または言葉を答える問題です。内容は、3次関数、対数関数・逆三角関数の平均値の定理、テイラーの定理(ラグランジュの剰余項)に関する穴埋め問題です。

2. 解き方の手順

(1) 3次関数 f(x)=x34x2f(x) = x^3 - 4x - 2 について
* f(1)f(-1) を計算します。f(1)=(1)34(1)2=1+42=1f(-1) = (-1)^3 - 4(-1) - 2 = -1 + 4 - 2 = 1
* f(3)f(3) を計算します。f(3)=(3)34(3)2=27122=13f(3) = (3)^3 - 4(3) - 2 = 27 - 12 - 2 = 13
* f(x)=0f(x)=0 の最大の実数解 α\alphan<α<n+1n < \alpha < n+1 を満たす整数 nn を求める。f(2)=882=2f(2) = 8-8-2=-2 であり、f(3)=13f(3)=13 なので、2<α<32 < \alpha < 3 である。よって n=2n=2。連続関数f(x)f(x)に中間値の定理を適用するとわかる。
(2) 対数関数 logxlogx について
* 区間 [1,2][1, 2] での平均値の定理より、log2log121=1a \frac{log2 - log1}{2 - 1} = \frac{1}{a} を満たす 1<a<21 < a < 2 が存在する。log1=0log1=0 より alog2=1alog2 = 1 となり、1<a<21 < a < 2 が不等式となる。
* 逆三角関数 tan1xtan^{-1}x について、区間 [0,3][0, \sqrt{3}] での平均値の定理より、tan13tan1030=11+b2\frac{tan^{-1}\sqrt{3} - tan^{-1}0}{\sqrt{3} - 0} = \frac{1}{1+b^2} を満たす 0<b<30 < b < \sqrt{3} が存在する。tan13=π3tan^{-1}\sqrt{3} = \frac{\pi}{3}tan10=0tan^{-1}0=0 なので、π/33=π33=11+b2\frac{\pi/3}{\sqrt{3}} = \frac{\pi}{3\sqrt{3}} = \frac{1}{1+b^2} より π(1+b2)=33\pi(1+b^2) = 3\sqrt{3} となる。
(3) テイラーの定理について
* テイラーの定理の式を完成させる。f(a+Δx)=k=0n1f(k)(a)k!(Δx)k+f(n)(a+θΔx)n!(Δx)nf(a + \Delta x) = \sum_{k=0}^{n-1} \frac{f^{(k)}(a)}{k!} (\Delta x)^k + \frac{f^{(n)}(a + \theta \Delta x)}{n!} (\Delta x)^n
* ここで、θ\theta0<θ<10 < \theta < 1 を満たす実数である。
* f(n)(a+θΔx)n!(Δx)n\frac{f^{(n)}(a + \theta \Delta x)}{n!} (\Delta x)^n はラグランジュの剰余項と呼ばれる。

3. 最終的な答え

* あ: 1
* い: 13
* う: 中間値
* え: 2
* お: 1
* か: 2
* き: 333\sqrt{3}
* く: f(k)(a)k!\frac{f^{(k)}(a)}{k!}
* け: f(n)(a+θΔx)n!\frac{f^{(n)}(a + \theta \Delta x)}{n!}
* こ: 0
* さ: 1

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