(5) 関数 $y = \frac{a}{x}$ において、$x$ の値が2から10まで増加したときの変化の割合が3となるとき、$a$ の値を求める。 (6) 一次関数 $y = -3x + a$ について、$x$ の変域が $-2 \leq x \leq b$ のときの $y$ の変域は $-16 \leq y \leq 8$ である。$a, b$ の値を求める。 (7) 次の表をもとにして $y$ を $x$ の式で表す。 | x | -5 | -3 | -1 | 1 | 3 | 5 | |---|----|----|----|---|---|---| | y | 8 | 4 | 0 | -4 | -8 | -12|

代数学関数一次関数変化の割合一次方程式
2025/8/3

1. 問題の内容

(5) 関数 y=axy = \frac{a}{x} において、xx の値が2から10まで増加したときの変化の割合が3となるとき、aa の値を求める。
(6) 一次関数 y=3x+ay = -3x + a について、xx の変域が 2xb-2 \leq x \leq b のときの yy の変域は 16y8-16 \leq y \leq 8 である。a,ba, b の値を求める。
(7) 次の表をもとにして yyxx の式で表す。
| x | -5 | -3 | -1 | 1 | 3 | 5 |
|---|----|----|----|---|---|---|
| y | 8 | 4 | 0 | -4 | -8 | -12|

2. 解き方の手順

(5)
変化の割合は、yの変化量xの変化量\frac{yの変化量}{xの変化量} で表される。
xx が2から10まで増加するとき、yya10\frac{a}{10} から a2\frac{a}{2} に変化する。
したがって、変化の割合は a10a2102=3\frac{\frac{a}{10} - \frac{a}{2}}{10 - 2} = 3 となる。
a105a108=3\frac{\frac{a}{10} - \frac{5a}{10}}{8} = 3
4a108=3\frac{-\frac{4a}{10}}{8} = 3
2a5=24-\frac{2a}{5} = 24
a=60a = -60
(6)
一次関数 y=3x+ay = -3x + a は、xx が増加すると yy は減少する関数である。
したがって、x=2x = -2 のときに yy は最大値 8 をとり、x=bx = b のときに yy は最小値 -16 をとる。
x=2x = -2 のとき y=8y = 8 なので、
8=3(2)+a8 = -3(-2) + a
8=6+a8 = 6 + a
a=2a = 2
x=bx = b のとき y=16y = -16 なので、
16=3b+2-16 = -3b + 2
18=3b-18 = -3b
b=6b = 6
(7)
表から、xx が2増加すると yy は4減少していることがわかる。したがって、yyxx の一次関数であると推測できる。
y=ax+by = ax + b とおく。傾き aa は、yの変化量xの変化量\frac{yの変化量}{xの変化量} で求められるから、 a=42=2a = \frac{-4}{2} = -2 である。
したがって、y=2x+by = -2x + b となる。
x=1x = -1 のとき y=0y = 0 なので、
0=2(1)+b0 = -2(-1) + b
0=2+b0 = 2 + b
b=2b = -2
したがって、y=2x2y = -2x - 2

3. 最終的な答え

(5) a=60a = -60
(6) a=2a = 2, b=6b = 6
(7) y=2x2y = -2x - 2

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