問題3は、点A(0, 2)を通り傾きが1の直線$l$と、2点(k, 0), (0, k)を通る直線$m$がある。点Bは直線$l$と$m$の交点、点Cは点Bからx軸に下ろした垂線とx軸の交点である。$k > 2$のとき、 (1) 点Bの座標をkの式で表す。 (2) 台形OABCの面積が23 $cm^2$のとき、$k$の値を求める。

代数学一次関数二次方程式連立方程式図形
2025/8/4

1. 問題の内容

問題3は、点A(0, 2)を通り傾きが1の直線llと、2点(k, 0), (0, k)を通る直線mmがある。点Bは直線llmmの交点、点Cは点Bからx軸に下ろした垂線とx軸の交点である。k>2k > 2のとき、
(1) 点Bの座標をkの式で表す。
(2) 台形OABCの面積が23 cm2cm^2のとき、kkの値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
* 直線llの方程式を求める。傾きが1で点(0, 2)を通るので、y=x+2y = x + 2
* 直線mmの方程式を求める。2点(k, 0), (0, k)を通るので、傾きは k00k=1\frac{k - 0}{0 - k} = -1。よって、y=x+ky = -x + k
* 点Bは直線llmmの交点なので、連立方程式を解く。
y=x+2y = x + 2
y=x+ky = -x + k
x+2=x+kx + 2 = -x + k
2x=k22x = k - 2
x=k22x = \frac{k - 2}{2}
y=k22+2=k2+42=k+22y = \frac{k - 2}{2} + 2 = \frac{k - 2 + 4}{2} = \frac{k + 2}{2}
点Bの座標は (k22,k+22)(\frac{k - 2}{2}, \frac{k + 2}{2})
(2)
* 台形OABCの面積をkの式で表す。OA = 2, OC = k22\frac{k - 2}{2}, BC = k+22\frac{k + 2}{2}なので、台形OABCの面積は、
12(OA+BC)×OC=12(2+k+22)×k22=12(4+k+22)×k22=18(k+6)(k2)\frac{1}{2}(OA + BC) \times OC = \frac{1}{2}(2 + \frac{k + 2}{2}) \times \frac{k - 2}{2} = \frac{1}{2} (\frac{4 + k + 2}{2}) \times \frac{k - 2}{2} = \frac{1}{8} (k + 6)(k - 2)
* 台形OABCの面積が23 cm2cm^2なので、
18(k+6)(k2)=23\frac{1}{8} (k + 6)(k - 2) = 23
(k+6)(k2)=184(k + 6)(k - 2) = 184
k2+4k12=184k^2 + 4k - 12 = 184
k2+4k196=0k^2 + 4k - 196 = 0
解の公式を使ってkkを求める。
k=4±424(1)(196)2(1)=4±16+7842=4±8002=4±2022=2±102k = \frac{-4 \pm \sqrt{4^2 - 4(1)(-196)}}{2(1)} = \frac{-4 \pm \sqrt{16 + 784}}{2} = \frac{-4 \pm \sqrt{800}}{2} = \frac{-4 \pm 20\sqrt{2}}{2} = -2 \pm 10\sqrt{2}
k>2k > 2より、k=2+102k = -2 + 10\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) 点Bの座標は (k22,k+22)(\frac{k - 2}{2}, \frac{k + 2}{2})
(2) k=2+102k = -2 + 10\sqrt{2}

「代数学」の関連問題

与えられた数式の値を計算します。数式は $\frac{5}{3} \sqrt[6]{9} + \sqrt[3]{-81} + \sqrt[3]{\frac{1}{9}}$ です。

根号式の計算指数法則
2025/8/12

与えられた二次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフから、以下の式の符号を判定する問題です。 (1) $b^2 - 4ac$ (2) $4a + 2b + c$

二次関数判別式グラフ不等式
2025/8/12

与えられた2次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフから、以下の式の符号を判定します。 (1) $b^2 - 4ac$ (2) $4a + 2b + c$

二次関数判別式グラフ符号
2025/8/12

2次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフが与えられており、$a$, $b$, $c$ の符号を決定する問題です。

二次関数グラフ符号放物線
2025/8/12

2次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフが与えられており、$a$, $b$, $c$ の符号の組み合わせを決定する必要があります。

二次関数グラフ不等式関数の符号
2025/8/12

2次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフが与えられています。グラフから $a$, $b$, $c$ の符号を判定し、正しい符号の組み合わせ $(a, b, c)$ を選択する問題です...

二次関数グラフ符号判別
2025/8/12

$n$を自然数とするとき、次の和を求めよ。 $2 + (2+4) + (2+4+6) + \dots + (2+4+6+\dots+2n)$

数列シグマ和の公式数式処理
2025/8/12

与えられた2次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフから、$a$, $b$, $c$ の符号を判定する問題です。

二次関数グラフ符号判定y切片
2025/8/12

$x \ge 0$, $y \ge 0$, $x^2 + y^2 \le 2025$, $x \ge 3y$ を満たす整数の組 $(x, y)$ の個数を求める問題です。

不等式整数の組領域数え上げ
2025/8/12

複素数平面上の点 $\frac{1}{2}$ を中心とする半径 $\frac{1}{2}$ の円周から原点を除いた曲線を $C$ とする。 (1) 曲線 $C$ 上の複素数 $z$ に対し、$\fra...

複素数複素数平面実部図示
2025/8/12