長方形ABCDにおいて、$AB=12$ cm, $AD=24$ cmである。点PはAB上をAからBへ毎秒1cmの速さで、点QはBC上をBからCへ毎秒2cmの速さで動く。P, Qが同時に出発するとき、以下の問いに答える。 (1) 出発してから2秒後の三角形PBQの面積を求める。 (2) 三角形PBQの面積が24 cm$^2$になるのは、出発してから何秒後かを求める。 (3) 三角形PBQの面積が長方形ABCDの面積の$\frac{1}{8}$になるのは、出発してから何秒後かを求める。

幾何学図形面積長方形三角形二次方程式
2025/8/4

1. 問題の内容

長方形ABCDにおいて、AB=12AB=12 cm, AD=24AD=24 cmである。点PはAB上をAからBへ毎秒1cmの速さで、点QはBC上をBからCへ毎秒2cmの速さで動く。P, Qが同時に出発するとき、以下の問いに答える。
(1) 出発してから2秒後の三角形PBQの面積を求める。
(2) 三角形PBQの面積が24 cm2^2になるのは、出発してから何秒後かを求める。
(3) 三角形PBQの面積が長方形ABCDの面積の18\frac{1}{8}になるのは、出発してから何秒後かを求める。

2. 解き方の手順

(1) 2秒後のPBの長さを計算する。点Pは毎秒1cmで動くので、2秒後にはAP=2AP = 2 cm。したがって、PB=ABAP=122=10PB = AB - AP = 12 - 2 = 10 cmとなる。点Qは毎秒2cmで動くので、2秒後にはBQ=2×2=4BQ = 2 \times 2 = 4 cmとなる。
三角形PBQの面積は、12×PB×BQ \frac{1}{2} \times PB \times BQで計算できる。
(2) tt秒後のPBの長さは、12t12 - t cm、BQの長さは、2t2t cmとなる。
三角形PBQの面積が24 cm2^2になる時を考えると、
12×(12t)×2t=24\frac{1}{2} \times (12 - t) \times 2t = 24
(12t)×t=24(12 - t) \times t = 24
12tt2=2412t - t^2 = 24
t212t+24=0t^2 - 12t + 24 = 0
これを解の公式で解くと、t=12±1444×242=12±482=12±432=6±23t = \frac{12 \pm \sqrt{144 - 4 \times 24}}{2} = \frac{12 \pm \sqrt{48}}{2} = \frac{12 \pm 4\sqrt{3}}{2} = 6 \pm 2\sqrt{3}
0<t<120 < t < 12かつ0<2t<240 < 2t < 24を満たす必要があるので、0<t<120 < t < 12となる。
232×1.732=3.4642\sqrt{3} \approx 2 \times 1.732 = 3.464なので、t=6+239.464t = 6 + 2\sqrt{3} \approx 9.464t=6232.536t = 6 - 2\sqrt{3} \approx 2.536 は共に条件を満たす。
(3) 長方形ABCDの面積は12×24=28812 \times 24 = 288 cm2^2
三角形PBQの面積が長方形ABCDの面積の18\frac{1}{8}になる時を考えると、
12×(12t)×2t=18×288\frac{1}{2} \times (12 - t) \times 2t = \frac{1}{8} \times 288
(12t)×t=36(12 - t) \times t = 36
12tt2=3612t - t^2 = 36
t212t+36=0t^2 - 12t + 36 = 0
(t6)2=0(t - 6)^2 = 0
t=6t = 6
0<t<120 < t < 12かつ0<2t<240 < 2t < 24を満たすので、t=6t=6秒後が答え。

3. 最終的な答え

(1) 20 cm2^2
(2) (6+23)(6 + 2\sqrt{3})秒後、(623)(6 - 2\sqrt{3})秒後
(3) 6秒後

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