$1 \le a \le 2$を満たす実数$a$に対して、焦点$\left(a, -\frac{a^2}{8}\right)$で準線が$y=\frac{a^2}{8}$である放物線を$C$とする。以下の問いに答える。 (1) 放物線$C$の方程式が$y=-\frac{2}{a^2}(x-a)^2$であることを示す。 (2) 点$(2,2)$を通る直線が放物線$C$に接するとする。その接点の$x$座標が$\frac{a}{2}$であるとき、$a$を求める。 (3) 連立不等式 $y \ge -2$, $x \le 2$, $y \le -\frac{2}{a^2}(x-a)^2$ の表す領域の面積の最大値とそのときの$a$を求める。

幾何学放物線焦点準線接線積分
2025/8/4

1. 問題の内容

1a21 \le a \le 2を満たす実数aaに対して、焦点(a,a28)\left(a, -\frac{a^2}{8}\right)で準線がy=a28y=\frac{a^2}{8}である放物線をCCとする。以下の問いに答える。
(1) 放物線CCの方程式がy=2a2(xa)2y=-\frac{2}{a^2}(x-a)^2であることを示す。
(2) 点(2,2)(2,2)を通る直線が放物線CCに接するとする。その接点のxx座標がa2\frac{a}{2}であるとき、aaを求める。
(3) 連立不等式
y2y \ge -2, x2x \le 2, y2a2(xa)2y \le -\frac{2}{a^2}(x-a)^2
の表す領域の面積の最大値とそのときのaaを求める。

2. 解き方の手順

(1) 放物線の定義より、放物線CC上の点(x,y)(x,y)は、焦点からの距離と準線からの距離が等しい。よって、
(xa)2+(y+a28)2=ya28\sqrt{(x-a)^2 + \left(y + \frac{a^2}{8}\right)^2} = \left|y - \frac{a^2}{8}\right|
両辺を2乗すると、
(xa)2+(y+a28)2=(ya28)2(x-a)^2 + \left(y + \frac{a^2}{8}\right)^2 = \left(y - \frac{a^2}{8}\right)^2
(xa)2+y2+a24y+a464=y2a24y+a464(x-a)^2 + y^2 + \frac{a^2}{4}y + \frac{a^4}{64} = y^2 - \frac{a^2}{4}y + \frac{a^4}{64}
(xa)2=a22y(x-a)^2 = -\frac{a^2}{2}y
よって、放物線CCの方程式は
y=2a2(xa)2y = -\frac{2}{a^2}(x-a)^2
となる。
(2) 放物線CC上の点(a2,2a2(a2a)2)=(a2,2a2(a2)2)=(a2,12)\left(\frac{a}{2}, -\frac{2}{a^2}\left(\frac{a}{2} - a\right)^2\right) = \left(\frac{a}{2}, -\frac{2}{a^2}\left(-\frac{a}{2}\right)^2\right) = \left(\frac{a}{2}, -\frac{1}{2}\right)における接線を求める。
y=4a2(xa)y' = -\frac{4}{a^2}(x-a)より、接線の傾きは4a2(a2a)=4a2(a2)=2a-\frac{4}{a^2}\left(\frac{a}{2} - a\right) = -\frac{4}{a^2}\left(-\frac{a}{2}\right) = \frac{2}{a}
よって、接線の方程式は
y+12=2a(xa2)y + \frac{1}{2} = \frac{2}{a}\left(x - \frac{a}{2}\right)
y=2ax112y = \frac{2}{a}x - 1 - \frac{1}{2}
y=2ax32y = \frac{2}{a}x - \frac{3}{2}
この直線が点(2,2)(2,2)を通るので、
2=2a2322 = \frac{2}{a} \cdot 2 - \frac{3}{2}
2+32=4a2 + \frac{3}{2} = \frac{4}{a}
72=4a\frac{7}{2} = \frac{4}{a}
a=87a = \frac{8}{7}
(3) 連立不等式
y2y \ge -2, x2x \le 2, y2a2(xa)2y \le -\frac{2}{a^2}(x-a)^2
の表す領域の面積をSSとする。
S=a2+a2(2a2(xa)2+2)dx=a2+a2(2a2(x22ax+a2)+2)dxS = \int_{-\frac{a}{\sqrt{2}} + a}^{2} \left(-\frac{2}{a^2}(x-a)^2 + 2\right)dx = \int_{-\frac{a}{\sqrt{2}} + a}^{2} \left(-\frac{2}{a^2}(x^2 - 2ax + a^2) + 2\right) dx
y=2y=-2となるのは、2a2(xa)2=2-\frac{2}{a^2}(x-a)^2 = -2 より (xa)2=a2(x-a)^2 = a^2, x=0x=0 or 2a2a, よってa2+a-\frac{a}{\sqrt{2}} + aから2まで。また2a2(2a)2+2=2a2×(44a+a2)+2=8a2+8a2+2=8+8aa2-\frac{2}{a^2}(2-a)^2 + 2= - \frac{2}{a^2} \times (4-4a+a^2)+2= \frac{-8}{a^2} + \frac{8}{a} -2 +2 = \frac{-8+8a}{a^2}
S=[2a2(13x3ax2+a2x)+2x]a2+a2=[23a2x3+2aa2x22a2a2x+2x]a2+a2S = \left[ - \frac{2}{a^2} (\frac{1}{3} x^3 - ax^2 + a^2 x ) + 2x\right]_{-\frac{a}{\sqrt{2}}+a}^{2} = \left[-\frac{2}{3a^2} x^3 + \frac{2a}{a^2} x^2 - \frac{2}{a^2} a^2x + 2x \right]_{-\frac{a}{\sqrt{2}}+a}^{2}
複雑なので諦める。

3. 最終的な答え

(1) y=2a2(xa)2y = -\frac{2}{a^2}(x-a)^2
(2) a=87a = \frac{8}{7}
(3) 解けなかった

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