点A(1, 2, 3), 点B(3, 4, 1), 点C(0, 3, 8) とすると、ベクトル$\overrightarrow{AB}$ と $\overrightarrow{AC}$ は、平面上のベクトルとなる。 $\overrightarrow{AB} = (3-1, 4-2, 1-3) = (2, 2, -2)$ $\overrightarrow{AC} = (0-1, 3-2, 8-3) = (-1, 1, 5)$

幾何学平面ベクトル法線ベクトル外積空間図形
2025/8/4
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1. 問題の内容

3点 (1, 2, 3), (3, 4, 1), (0, 3, 8) を通る平面の方程式を求める。
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2. 解き方の手順

1. 3点を通る平面上の2つのベクトルを求める。

点A(1, 2, 3), 点B(3, 4, 1), 点C(0, 3, 8) とすると、ベクトルAB\overrightarrow{AB}AC\overrightarrow{AC} は、平面上のベクトルとなる。
AB=(31,42,13)=(2,2,2)\overrightarrow{AB} = (3-1, 4-2, 1-3) = (2, 2, -2)
AC=(01,32,83)=(1,1,5)\overrightarrow{AC} = (0-1, 3-2, 8-3) = (-1, 1, 5)

2. 法線ベクトルを求める。

平面の法線ベクトル n\vec{n} は、平面上の2つのベクトル AB\overrightarrow{AB}AC\overrightarrow{AC} の外積として計算できる。
n=AB×AC=(2,2,2)×(1,1,5)=(25(2)1,(2)(1)25,212(1))=(10+2,210,2+2)=(12,8,4)\vec{n} = \overrightarrow{AB} \times \overrightarrow{AC} = (2, 2, -2) \times (-1, 1, 5) = (2*5 - (-2)*1, (-2)*(-1) - 2*5, 2*1 - 2*(-1)) = (10+2, 2-10, 2+2) = (12, -8, 4)
法線ベクトルは定数倍しても同じ平面を表すので、n=(12,8,4)\vec{n} = (12, -8, 4) を 4 で割って、n=(3,2,1)\vec{n} = (3, -2, 1) としても良い。

3. 平面の方程式を求める。

平面の方程式は、ax+by+cz=dax + by + cz = d の形で表され、(a,b,c)(a, b, c) は法線ベクトル n\vec{n} である。
今回は法線ベクトルとして n=(3,2,1)\vec{n} = (3, -2, 1) を使う。
よって、3x2y+z=d3x - 2y + z = d
この平面は点 (1, 2, 3) を通るので、代入して dd を求める。
3(1)2(2)+(3)=d3(1) - 2(2) + (3) = d
34+3=d3 - 4 + 3 = d
d=2d = 2
したがって、平面の方程式は 3x2y+z=23x - 2y + z = 2 となる。
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3. 最終的な答え

3x2y+z=23x - 2y + z = 2

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