直線 $l: y = -x + 9$, 直線 $m: y = \frac{1}{2}x - 3$, 直線 $n: x = 2$ が与えられている。点Pは直線 $l$ と $m$ の交点、点Aは直線 $l$ と $n$ の交点、点Bは直線 $m$ と $n$ の交点である。 (1) 線分ABの長さを求める。 (2) 点Pの座標を求める。 (3) 点Pを通り三角形PABの面積を2等分する直線の式を求める。

幾何学座標平面直線交点線分の長さ三角形の面積連立方程式
2025/8/4

1. 問題の内容

直線 l:y=x+9l: y = -x + 9, 直線 m:y=12x3m: y = \frac{1}{2}x - 3, 直線 n:x=2n: x = 2 が与えられている。点Pは直線 llmm の交点、点Aは直線 llnn の交点、点Bは直線 mmnn の交点である。
(1) 線分ABの長さを求める。
(2) 点Pの座標を求める。
(3) 点Pを通り三角形PABの面積を2等分する直線の式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの座標を求める。点Aは直線 llnn の交点なので、x=2x=2y=x+9y = -x + 9 に代入すると、
y=2+9=7y = -2 + 9 = 7
よって、点Aの座標は (2,7)(2, 7)
点Bの座標を求める。点Bは直線 mmnn の交点なので、x=2x=2y=12x3y = \frac{1}{2}x - 3 に代入すると、
y=12(2)3=13=2y = \frac{1}{2}(2) - 3 = 1 - 3 = -2
よって、点Bの座標は (2,2)(2, -2)
線分ABの長さは、点Aと点Bのy座標の差の絶対値であるから、
AB=7(2)=7+2=9AB = |7 - (-2)| = |7 + 2| = 9
(2) 点Pの座標を求める。点Pは直線 l:y=x+9l: y = -x + 9 と直線 m:y=12x3m: y = \frac{1}{2}x - 3 の交点なので、連立方程式を解く。
y=x+9y = -x + 9
y=12x3y = \frac{1}{2}x - 3
x+9=12x3-x + 9 = \frac{1}{2}x - 3
12=32x12 = \frac{3}{2}x
x=1223=8x = 12 \cdot \frac{2}{3} = 8
y=8+9=1y = -8 + 9 = 1
よって、点Pの座標は (8,1)(8, 1)
(3) 点Pを通り三角形PABの面積を2等分する直線を求める。
三角形PABの面積を2等分する直線は、線分ABの中点を通る。
線分ABの中点Mの座標は、
M=(2+22,7+(2)2)=(2,52)M = \left( \frac{2+2}{2}, \frac{7+(-2)}{2} \right) = \left( 2, \frac{5}{2} \right)
点P(8,1)(8, 1)と点M(2,52)(2, \frac{5}{2})を通る直線の傾きは、
52128=326=312=14\frac{\frac{5}{2} - 1}{2 - 8} = \frac{\frac{3}{2}}{-6} = -\frac{3}{12} = -\frac{1}{4}
よって、求める直線の式は、y=14x+by = -\frac{1}{4}x + b と表せる。点P(8,1)(8, 1)を通るので、
1=14(8)+b1 = -\frac{1}{4}(8) + b
1=2+b1 = -2 + b
b=3b = 3
よって、求める直線の式は y=14x+3y = -\frac{1}{4}x + 3

3. 最終的な答え

(1) 線分ABの長さは 99
(2) 点Pの座標は (8,1)(8, 1)
(3) 点Pを通り三角形 PABの面積を2等分する直線の式は y=14x+3y = -\frac{1}{4}x + 3

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