半径 $6378 \text{ km}$ の地球上の2点 $P(\frac{\sqrt{3}}{4}, \frac{3}{4}, \frac{1}{2})$ と $Q(-\frac{1}{4}, \frac{\sqrt{3}}{4}, \frac{\sqrt{3}}{2})$ が与えられたとき、2点間の短い方の弧の長さを求める。ただし、円周率は $3.14$ とする。

幾何学球面幾何学弧長内積三角関数地球
2025/3/6

1. 問題の内容

半径 6378 km6378 \text{ km} の地球上の2点 P(34,34,12)P(\frac{\sqrt{3}}{4}, \frac{3}{4}, \frac{1}{2})Q(14,34,32)Q(-\frac{1}{4}, \frac{\sqrt{3}}{4}, \frac{\sqrt{3}}{2}) が与えられたとき、2点間の短い方の弧の長さを求める。ただし、円周率は 3.143.14 とする。

2. 解き方の手順

まず、点 PP と点 QQ が単位球面上の点であることを確認する。
P(34,34,12)P(\frac{\sqrt{3}}{4}, \frac{3}{4}, \frac{1}{2})Q(14,34,32)Q(-\frac{1}{4}, \frac{\sqrt{3}}{4}, \frac{\sqrt{3}}{2}) について、それぞれの点の座標の二乗和を計算する。
PPについて: (34)2+(34)2+(12)2=316+916+416=1616=1(\frac{\sqrt{3}}{4})^2 + (\frac{3}{4})^2 + (\frac{1}{2})^2 = \frac{3}{16} + \frac{9}{16} + \frac{4}{16} = \frac{16}{16} = 1
QQについて: (14)2+(34)2+(32)2=116+316+1216=1616=1(-\frac{1}{4})^2 + (\frac{\sqrt{3}}{4})^2 + (\frac{\sqrt{3}}{2})^2 = \frac{1}{16} + \frac{3}{16} + \frac{12}{16} = \frac{16}{16} = 1
したがって、点 PP と点 QQ は単位球面上にある。
次に、2点 PPQQ の間の中心角 θ\theta を求める。
cosθ=PQ=(34)(14)+(34)(34)+(12)(32)=316+3316+4316=6316=338\cos \theta = P \cdot Q = (\frac{\sqrt{3}}{4})(-\frac{1}{4}) + (\frac{3}{4})(\frac{\sqrt{3}}{4}) + (\frac{1}{2})(\frac{\sqrt{3}}{2}) = -\frac{\sqrt{3}}{16} + \frac{3\sqrt{3}}{16} + \frac{4\sqrt{3}}{16} = \frac{6\sqrt{3}}{16} = \frac{3\sqrt{3}}{8}
θ=arccos(338)\theta = \arccos(\frac{3\sqrt{3}}{8})
ここで、θ\theta をラジアンで表す。θ0.76159\theta \approx 0.76159 ラジアン。
最後に、弧の長さ LL を求める。地球の半径 R=6378 kmR = 6378 \text{ km} を用いて、L=RθL = R\theta で計算する。
L=6378×0.761594857.4 kmL = 6378 \times 0.76159 \approx 4857.4 \text{ km}

3. 最終的な答え

L=6378arccos(338)L = 6378 \arccos(\frac{3\sqrt{3}}{8})

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