与えられた対数の式 $\log_{2}12 - \log_{4}18 + \frac{1}{2}\log_{2}8$ を計算し、簡略化する問題です。

代数学対数対数の性質底の変換計算
2025/3/11

1. 問題の内容

与えられた対数の式 log212log418+12log28\log_{2}12 - \log_{4}18 + \frac{1}{2}\log_{2}8 を計算し、簡略化する問題です。

2. 解き方の手順

まず、対数の底をすべて2に統一します。log418\log_{4}18 について、底の変換公式 logab=logcblogca\log_{a}b = \frac{\log_{c}b}{\log_{c}a} を用います。
log418=log218log24=log2182\log_{4}18 = \frac{\log_{2}18}{\log_{2}4} = \frac{\log_{2}18}{2}
次に、12log28\frac{1}{2}\log_{2}8 を計算します。対数の性質 alogbc=logbcaa\log_{b}c = \log_{b}c^a を用います。
12log28=log2812=log28=log222\frac{1}{2}\log_{2}8 = \log_{2}8^{\frac{1}{2}} = \log_{2}\sqrt{8} = \log_{2}2\sqrt{2}
与えられた式にこれらを代入します。
log212log2182+log222\log_{2}12 - \frac{\log_{2}18}{2} + \log_{2}2\sqrt{2}
対数の性質 logab+logac=loga(bc) \log_a b + \log_a c = \log_a (bc)logablogac=loga(bc) \log_a b - \log_a c = \log_a (\frac{b}{c}) を使って式をまとめます。まずは log212+log222\log_{2}12 + \log_{2}2\sqrt{2} を計算します。
log212+log222=log2(12×22)=log2242\log_{2}12 + \log_{2}2\sqrt{2} = \log_{2}(12 \times 2\sqrt{2}) = \log_{2}24\sqrt{2}
次にlog2182=log21812=log218=log232\frac{\log_{2}18}{2} = \log_{2}18^{\frac{1}{2}} = \log_{2}\sqrt{18} = \log_{2}3\sqrt{2}
したがって
log2242log232=log224232=log28=log223=3\log_{2}24\sqrt{2} - \log_{2}3\sqrt{2} = \log_{2}\frac{24\sqrt{2}}{3\sqrt{2}} = \log_{2}8 = \log_{2}2^3 = 3

3. 最終的な答え

3

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