円 $x^2 + y^2 - 4x + 2y - 20 = 0$ ...(1) と直線 $y=3$ ...(2) について、以下の問いに答える問題です。 (1) 円(1)の中心の座標を求めます。 (2) 円(1)と直線(2)の交点をA,Bとするとき、線分ABの長さを求めます。ただし、2つの交点のうち、x座標の小さい方をAとします。 (3) (2)において、点Aにおける円(1)の接線と点Bにおける円(1)の接線の交点の座標を求めます。

幾何学接線座標方程式交点
2025/8/4

1. 問題の内容

x2+y24x+2y20=0x^2 + y^2 - 4x + 2y - 20 = 0 ...(1) と直線 y=3y=3 ...(2) について、以下の問いに答える問題です。
(1) 円(1)の中心の座標を求めます。
(2) 円(1)と直線(2)の交点をA,Bとするとき、線分ABの長さを求めます。ただし、2つの交点のうち、x座標の小さい方をAとします。
(3) (2)において、点Aにおける円(1)の接線と点Bにおける円(1)の接線の交点の座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 円(1)の式を平方完成します。
x24x+y2+2y20=0x^2 - 4x + y^2 + 2y - 20 = 0
(x24x+4)+(y2+2y+1)2041=0(x^2 - 4x + 4) + (y^2 + 2y + 1) - 20 - 4 - 1 = 0
(x2)2+(y+1)2=25=52(x-2)^2 + (y+1)^2 = 25 = 5^2
よって、円(1)の中心の座標は(2,-1)です。
(2) 円(1)と直線(2)の交点を求めます。
y=3y=3x2+y24x+2y20=0x^2 + y^2 - 4x + 2y - 20 = 0 に代入します。
x2+324x+2(3)20=0x^2 + 3^2 - 4x + 2(3) - 20 = 0
x24x+9+620=0x^2 - 4x + 9 + 6 - 20 = 0
x24x5=0x^2 - 4x - 5 = 0
(x5)(x+1)=0(x-5)(x+1) = 0
x=5,1x = 5, -1
交点はA(-1,3), B(5,3)です。
AB=(5(1))2+(33)2=62+02=36=6AB = \sqrt{(5-(-1))^2 + (3-3)^2} = \sqrt{6^2 + 0^2} = \sqrt{36} = 6
よって、AB=6です。
(3) 点A(-1,3)における円(1)の接線を求めます。
円の方程式は (x2)2+(y+1)2=25(x-2)^2 + (y+1)^2 = 25 なので、中心(2,-1)と点A(-1,3)を結ぶ直線の傾きは 3(1)12=43=43\frac{3-(-1)}{-1-2} = \frac{4}{-3} = -\frac{4}{3}
点Aにおける接線の傾きは 34\frac{3}{4} となり、接線の方程式は
y3=34(x(1))y-3 = \frac{3}{4}(x-(-1))
y=34x+34+3y = \frac{3}{4}x + \frac{3}{4} + 3
y=34x+154y = \frac{3}{4}x + \frac{15}{4}
点B(5,3)における円(1)の接線を求めます。
円の中心(2,-1)と点B(5,3)を結ぶ直線の傾きは 3(1)52=43\frac{3-(-1)}{5-2} = \frac{4}{3}
点Bにおける接線の傾きは 34-\frac{3}{4} となり、接線の方程式は
y3=34(x5)y-3 = -\frac{3}{4}(x-5)
y=34x+154+3y = -\frac{3}{4}x + \frac{15}{4} + 3
y=34x+274y = -\frac{3}{4}x + \frac{27}{4}
2つの接線の交点を求めます。
34x+154=34x+274\frac{3}{4}x + \frac{15}{4} = -\frac{3}{4}x + \frac{27}{4}
64x=124\frac{6}{4}x = \frac{12}{4}
x=2x = 2
y=34(2)+154=64+154=214y = \frac{3}{4}(2) + \frac{15}{4} = \frac{6}{4} + \frac{15}{4} = \frac{21}{4}

3. 最終的な答え

(1) 円①の中心の座標は (2,-1)
(2) AB=6
(3) 2つの接線の交点の座標は (2, 21/4)

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