直線 $2x - y - 1 = 0$ を $l$ とするとき、2点 $A(0, 4)$ と $B(a, b)$ が直線 $l$ に関して対称である。このとき、$a$ と $b$ の値を求める。

幾何学直線対称座標連立方程式
2025/8/5

1. 問題の内容

直線 2xy1=02x - y - 1 = 0ll とするとき、2点 A(0,4)A(0, 4)B(a,b)B(a, b) が直線 ll に関して対称である。このとき、aabb の値を求める。

2. 解き方の手順

直線 ll2xy1=02x - y - 1 = 0 とする。点 A(0,4)A(0, 4) と点 B(a,b)B(a, b) が直線 ll に関して対称である条件は、以下の2つである。
(1) 線分 ABAB の中点が直線 ll 上にある。
(2) 直線 ABAB と直線 ll が垂直に交わる。
まず、線分 ABAB の中点を MM とすると、その座標は M(0+a2,4+b2)M(\frac{0+a}{2}, \frac{4+b}{2}) すなわち M(a2,4+b2)M(\frac{a}{2}, \frac{4+b}{2}) である。
この中点 MM が直線 ll 上にあるので、x=a2x = \frac{a}{2}, y=4+b2y = \frac{4+b}{2}2xy1=02x - y - 1 = 0 に代入すると、
2(a2)(4+b2)1=02(\frac{a}{2}) - (\frac{4+b}{2}) - 1 = 0
a4+b21=0a - \frac{4+b}{2} - 1 = 0
両辺に2をかけて
2a(4+b)2=02a - (4+b) - 2 = 0
2ab6=02a - b - 6 = 0
2ab=62a - b = 6 ...(1)
次に、直線 ABAB の傾きを考える。直線 ABAB の傾きは b4a0=b4a\frac{b-4}{a-0} = \frac{b-4}{a} である。
直線 ll の傾きは 2xy1=02x - y - 1 = 0 より y=2x1y = 2x - 1 なので、傾きは 22 である。
直線 ABAB と直線 ll が垂直に交わるので、傾きの積が 1-1 になる。
b4a2=1\frac{b-4}{a} \cdot 2 = -1
2(b4)=a2(b-4) = -a
2b8=a2b - 8 = -a
a+2b=8a + 2b = 8 ...(2)
(1)と(2)の連立方程式を解く。
(1)より b=2a6b = 2a - 6
これを(2)に代入すると、
a+2(2a6)=8a + 2(2a - 6) = 8
a+4a12=8a + 4a - 12 = 8
5a=205a = 20
a=4a = 4
b=2a6=2(4)6=86=2b = 2a - 6 = 2(4) - 6 = 8 - 6 = 2
したがって、a=4,b=2a = 4, b = 2

3. 最終的な答え

a=4,b=2a = 4, b = 2

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