## 問題の解答
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1. 問題の内容
(1) を求めよ。
(2) を求めよ。ただし、 とする。
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2. 解き方の手順
**(1) の解き方**
の極限を求める。
この形は の不定形である。
1. 対数を取る: $y = \left(\frac{1+\frac{1}{n}}{1+\frac{3}{n}}\right)^n$ とすると、$\log y = n \log \left(\frac{1+\frac{1}{n}}{1+\frac{3}{n}}\right) = n \left[\log \left(1+\frac{1}{n}\right) - \log \left(1+\frac{3}{n}\right)\right]$ となる。
2. テイラー展開(またはマクローリン展開)を利用する。$\log(1+x) \approx x - \frac{x^2}{2} + \frac{x^3}{3} - \dots$ であるから、$x \approx 0$ のとき $\log(1+x) \approx x$ と近似できる。
3. $\lim_{n \to \infty} \log y = -2$ より、$\lim_{n \to \infty} y = e^{-2}$
**(2) の解き方**
を の値によって場合分けして考える。
1. $a > 1$ のとき:
分子と分母を で割ると、 となる。 のとき、 であるから、 となる。
2. $a = 1$ のとき:
となり、極限は存在しない。
3. $0 < a < 1$ のとき:
のとき、 であるから、 となる。
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3. 最終的な答え
(1)
(2)
* のとき:
* のとき: 極限は存在しない
* のとき: