3点 $A(-1, 2, -1)$, $B(2, -2, 3)$, $C(2, 4, -1)$ が定める平面 $ABC$ 上に点 $P(x, 3, 1)$ があるとき、$x$ の値を求めよ。

幾何学ベクトル空間ベクトル平面の方程式点の位置
2025/8/5

1. 問題の内容

3点 A(1,2,1)A(-1, 2, -1), B(2,2,3)B(2, -2, 3), C(2,4,1)C(2, 4, -1) が定める平面 ABCABC 上に点 P(x,3,1)P(x, 3, 1) があるとき、xx の値を求めよ。

2. 解き方の手順

平面 ABCABC 上の点 PP は、P=A+sAB+tACP = A + s\overrightarrow{AB} + t\overrightarrow{AC} と表せる。ここで、sstt は実数である。
AB\overrightarrow{AB}AC\overrightarrow{AC} を計算する。
AB=BA=(2(1),22,3(1))=(3,4,4)\overrightarrow{AB} = B - A = (2 - (-1), -2 - 2, 3 - (-1)) = (3, -4, 4)
AC=CA=(2(1),42,1(1))=(3,2,0)\overrightarrow{AC} = C - A = (2 - (-1), 4 - 2, -1 - (-1)) = (3, 2, 0)
よって、
P=A+sAB+tACP = A + s\overrightarrow{AB} + t\overrightarrow{AC}
(x,3,1)=(1,2,1)+s(3,4,4)+t(3,2,0)(x, 3, 1) = (-1, 2, -1) + s(3, -4, 4) + t(3, 2, 0)
(x,3,1)=(1+3s+3t,24s+2t,1+4s)(x, 3, 1) = (-1 + 3s + 3t, 2 - 4s + 2t, -1 + 4s)
したがって、以下の連立方程式が得られる。
x=1+3s+3tx = -1 + 3s + 3t
3=24s+2t3 = 2 - 4s + 2t
1=1+4s1 = -1 + 4s
3番目の式から、4s=24s = 2 となり、s=12s = \frac{1}{2} が得られる。
2番目の式に s=12s = \frac{1}{2} を代入すると、
3=24(12)+2t3 = 2 - 4(\frac{1}{2}) + 2t
3=22+2t3 = 2 - 2 + 2t
3=2t3 = 2t
t=32t = \frac{3}{2}
1番目の式に s=12s = \frac{1}{2}t=32t = \frac{3}{2} を代入すると、
x=1+3(12)+3(32)x = -1 + 3(\frac{1}{2}) + 3(\frac{3}{2})
x=1+32+92x = -1 + \frac{3}{2} + \frac{9}{2}
x=1+122x = -1 + \frac{12}{2}
x=1+6x = -1 + 6
x=5x = 5

3. 最終的な答え

x=5x = 5

「幾何学」の関連問題

与えられた図形の体積と表面積を求めます。 (1) 三角柱、(2) 正四角錐、(3) 半球の3つの立体について、それぞれ体積と表面積を計算します。

体積表面積三角柱正四角錐半球立体図形
2025/8/5

長方形ABCD(AB=10cm, BC=5cm)を辺ABを軸として1回転させてできる立体Xについて、体積と表面積を求める問題です。

円柱体積表面積回転体
2025/8/5

$\triangle ABC$において、$AB=5$, $CA=3$, $\angle BAC = 60^\circ$である。$\angle A$の二等分線と辺$BC$の交点を$E$とするとき、$AE...

三角形角の二等分線余弦定理面積
2025/8/5

与えられた図形や条件のもとで、線分の位置関係、図形の移動、円とおうぎ形に関する問題を解く。

平面図形線分の位置関係図形の移動おうぎ形面積周の長さ正三角形
2025/8/5

問題は、与えられた展開図を組み立ててできる立体の表面積を求めるというものです。具体的には、(1)は三角柱と直方体を組み合わせた立体、(2)は半球と円錐を組み合わせた立体の表面積を計算します。

表面積立体三角柱直方体半球円錐体積
2025/8/5

五角形ABCDEと面積が等しい四角形ABCFを作図し、五角形ABCDEの面積と四角形ABCFの面積が等しくなる理由を説明する。

作図面積五角形四角形平行線
2025/8/5

長方形ABCDで表されるスマートフォンの画面を点Pから見ている。AB=12cm, BC=6cm, Pから長方形ABCDに降ろした垂線の足をHとすると、HはACとBDの交点と一致し、PH=30cmである...

空間図形三角比体積ピタゴラスの定理相似
2025/8/5

正四角錐の表面積と体積を求める問題です。底面は一辺が6cmの正方形で、高さは4cm、側面(三角形)の高さ(母線)は5cmです。

正四角錐表面積体積図形面積
2025/8/5

図の斜線部分の面積を求める問題です。斜線部分は平行四辺形から十字型をくり抜いた形をしています。平行四辺形の底辺は18cm、高さは14cmです。くり抜く十字型の横の長さは18cm、縦の長さは2cmです。

面積平行四辺形円柱立方体体積
2025/8/5

四面体OABCにおいて、辺OAの中点をM, 辺BCを1:2に内分する点をQ, 線分MQの中点をRとし、直線ORと平面ABCの交点をPとする。$\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OB...

ベクトル空間ベクトル四面体内分平面の方程式
2025/8/5