領域 $D = \{(x, y) \mid 1 \le x^2 + y^2 \le 4, y \ge x\}$ を極座標変換したときの領域 $D_0$ として正しいものを選択肢から選ぶ問題です。

幾何学極座標変換領域不等式積分
2025/8/5

1. 問題の内容

領域 D={(x,y)1x2+y24,yx}D = \{(x, y) \mid 1 \le x^2 + y^2 \le 4, y \ge x\} を極座標変換したときの領域 D0D_0 として正しいものを選択肢から選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

まず、x2+y24x^2 + y^2 \le 4 は原点中心、半径2の円の内部を表し、x2+y21x^2 + y^2 \ge 1 は原点中心、半径1の円の外部を表します。したがって、1x2+y241 \le x^2 + y^2 \le 4 は半径1以上2以下の円環領域を表します。
次に、yxy \ge x という条件を考えます。これは、y=xy = x という直線の上側を表します。y=xy = x は極座標では rsinθ=rcosθr\sin\theta = r\cos\theta となり、tanθ=1\tan\theta = 1 となるので、θ=π4\theta = \frac{\pi}{4} です。したがって、yxy \ge xθπ4\theta \ge \frac{\pi}{4} を表します。
また、円環領域なので 1r21 \le r \le 2 です。
yxy \ge x を満たす領域は、θ\thetaπ4\frac{\pi}{4} 以上である必要があります。θ\theta の上限については、直線 y=xy=x が2回交わることを考慮するとθ\thetaπ4\frac{\pi}{4}から5π4\frac{5\pi}{4}まで動きます。
よって、D0={(r,θ)1r2,π4θ5π4}D_0 = \{(r, \theta) \mid 1 \le r \le 2, \frac{\pi}{4} \le \theta \le \frac{5\pi}{4}\} となります。

3. 最終的な答え

D0={(r,θ)1r2,π4θ5π4}D_0 = \{(r, \theta) \mid 1 \le r \le 2, \frac{\pi}{4} \le \theta \le \frac{5\pi}{4}\}

「幾何学」の関連問題

三角形ABCにおいて、外接円の半径をRとする。以下の条件の時、指定されたものを求めよ。 (1) $b=4$, $B=30^\circ$, $C=105^\circ$ のとき、$a$ と $R$ (2)...

三角形正弦定理外接円角度辺の長さ
2025/8/5

領域 $D = \{(x, y) | 1 \le x^2 + y^2 \le 4\}$ を極座標変換したとき、極座標平面上の領域 $D_0$ として正しいものを選択肢から選ぶ問題です。

極座標変換面積
2025/8/5

原点をOとする。点Pはx軸の正の方向に1秒間に4、点Qはy軸の正の方向に1秒間に3の割合で進んでいる。ある時刻に、点Pは(1, 0)、点Qは(0, -3)にあった。PQ間の距離が最小となるのは、この時...

距離座標最小値二次関数
2025/8/5

四面体 OABC において、辺ABを1:2に内分する点をD、線分CDを3:5に内分する点をE、線分OEを1:3に内分する点をF、直線AFが平面OBCと交わる点をGとする。 (1) $\overrigh...

ベクトル空間ベクトル内分点四面体
2025/8/5

与えられた図形の体積と表面積を求めます。 (1) 三角柱、(2) 正四角錐、(3) 半球の3つの立体について、それぞれ体積と表面積を計算します。

体積表面積三角柱正四角錐半球立体図形
2025/8/5

長方形ABCD(AB=10cm, BC=5cm)を辺ABを軸として1回転させてできる立体Xについて、体積と表面積を求める問題です。

円柱体積表面積回転体
2025/8/5

$\triangle ABC$において、$AB=5$, $CA=3$, $\angle BAC = 60^\circ$である。$\angle A$の二等分線と辺$BC$の交点を$E$とするとき、$AE...

三角形角の二等分線余弦定理面積
2025/8/5

与えられた図形や条件のもとで、線分の位置関係、図形の移動、円とおうぎ形に関する問題を解く。

平面図形線分の位置関係図形の移動おうぎ形面積周の長さ正三角形
2025/8/5

問題は、与えられた展開図を組み立ててできる立体の表面積を求めるというものです。具体的には、(1)は三角柱と直方体を組み合わせた立体、(2)は半球と円錐を組み合わせた立体の表面積を計算します。

表面積立体三角柱直方体半球円錐体積
2025/8/5

五角形ABCDEと面積が等しい四角形ABCFを作図し、五角形ABCDEの面積と四角形ABCFの面積が等しくなる理由を説明する。

作図面積五角形四角形平行線
2025/8/5