原点をOとする。点Pはx軸の正の方向に1秒間に4、点Qはy軸の正の方向に1秒間に3の割合で進んでいる。ある時刻に、点Pは(1, 0)、点Qは(0, -3)にあった。PQ間の距離が最小となるのは、この時刻から何秒後か。

幾何学距離座標最小値二次関数
2025/8/5

1. 問題の内容

原点をOとする。点Pはx軸の正の方向に1秒間に4、点Qはy軸の正の方向に1秒間に3の割合で進んでいる。ある時刻に、点Pは(1, 0)、点Qは(0, -3)にあった。PQ間の距離が最小となるのは、この時刻から何秒後か。

2. 解き方の手順

ある時刻からtt秒後の点Pの座標を(xP,yP)(x_P, y_P)、点Qの座標を(xQ,yQ)(x_Q, y_Q)とする。
xP=1+4tx_P = 1 + 4t
yP=0y_P = 0
xQ=0x_Q = 0
yQ=3+3ty_Q = -3 + 3t
PQ間の距離をLLとすると、
L=(xPxQ)2+(yPyQ)2L = \sqrt{(x_P - x_Q)^2 + (y_P - y_Q)^2}
L2=(1+4t0)2+(0(3+3t))2L^2 = (1 + 4t - 0)^2 + (0 - (-3 + 3t))^2
L2=(1+4t)2+(33t)2L^2 = (1 + 4t)^2 + (3 - 3t)^2
L2=1+8t+16t2+918t+9t2L^2 = 1 + 8t + 16t^2 + 9 - 18t + 9t^2
L2=25t210t+10L^2 = 25t^2 - 10t + 10
L2L^2が最小となるのは、ttについて平方完成したとき。
L2=25(t225t)+10L^2 = 25(t^2 - \frac{2}{5}t) + 10
L2=25(t225t+(15)2)25(125)+10L^2 = 25(t^2 - \frac{2}{5}t + (\frac{1}{5})^2) - 25(\frac{1}{25}) + 10
L2=25(t15)21+10L^2 = 25(t - \frac{1}{5})^2 - 1 + 10
L2=25(t15)2+9L^2 = 25(t - \frac{1}{5})^2 + 9
L2L^2が最小となるのは、t=15t = \frac{1}{5}のとき。

3. 最終的な答え

15\frac{1}{5}秒後

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