二次方程式 $x^2 + kx - (k+1) = 0$ の一つの解が $k+2$ であるとき、定数 $k$ の値と、そのときのもう一つの解を求める問題です。

代数学二次方程式解の公式代入因数分解
2025/8/5

1. 問題の内容

二次方程式 x2+kx(k+1)=0x^2 + kx - (k+1) = 0 の一つの解が k+2k+2 であるとき、定数 kk の値と、そのときのもう一つの解を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 解 x=k+2x = k+2 を二次方程式に代入します。
(k+2)2+k(k+2)(k+1)=0(k+2)^2 + k(k+2) - (k+1) = 0
(2) 上の式を展開し、kk について整理します。
k2+4k+4+k2+2kk1=0k^2 + 4k + 4 + k^2 + 2k - k - 1 = 0
2k2+5k+3=02k^2 + 5k + 3 = 0
(3) kk についての二次方程式を解きます。
(2k+3)(k+1)=0(2k+3)(k+1) = 0
k=1,32k = -1, -\frac{3}{2}
(4) k=1k = -1 のとき、二次方程式は x2x=0x^2 - x = 0 となり、x(x1)=0x(x-1) = 0 なので、解は x=0,1x = 0, 1 です。 一つの解が k+2=1+2=1k+2 = -1+2 = 1 なので、もう一つの解は x=0x = 0 です。
(5) k=32k = -\frac{3}{2} のとき、一つの解は k+2=32+2=12k+2 = -\frac{3}{2} + 2 = \frac{1}{2} です。
二次方程式は x232x(32+1)=0x^2 - \frac{3}{2}x - (-\frac{3}{2}+1) = 0 となり、x232x+12=0x^2 - \frac{3}{2}x + \frac{1}{2} = 0
2x23x+1=02x^2 - 3x + 1 = 0
(2x1)(x1)=0(2x-1)(x-1) = 0
x=12,1x = \frac{1}{2}, 1
一つの解が 12\frac{1}{2} なので、もう一つの解は x=1x=1 です。

3. 最終的な答え

k=1k = -1 のとき、もう一つの解は x=0x = 0 です。
k=32k = -\frac{3}{2} のとき、もう一つの解は x=1x = 1 です。

「代数学」の関連問題

与えられたベクトル $c$、行列 $A$、行列 $B$ に対して、以下の計算を行い、計算不能な場合は「計算不能」と答えます。 (i) $AB$ (ii) $Bc$ (iii) $^tAc$ (ここで ...

行列行列演算転置行列ベクトル
2025/8/5

与えられたベクトル $\vec{c}$ と行列 $A$, $B$ に対して、以下の行列の積を計算します。 (i) $AB$ (ii) $Bc$ (iii) ${}^tAc$ (iv) $c{}^t c...

行列行列の積転置行列ベクトル
2025/8/5

ベクトル $\vec{a} = \begin{bmatrix} -4 \\ 1 \\ -2 \end{bmatrix}$ と $\vec{b} = \begin{bmatrix} -1 \\ 3 \\...

ベクトルベクトルの大きさ内積外積ベクトルのなす角平行四辺形の面積
2025/8/5

与えられた10個の数学の問題について、それぞれ正しい選択肢を選ぶ問題です。

展開因数分解式の計算二次方程式三角比命題
2025/8/5

次の同次連立一次方程式が非自明解(零ベクトルでない解)を持つように、$k$ の値を定めよ。 $$ \begin{cases} x + y + 2z = 0 \\ -2x + 3y - 2z = 0 \...

連立一次方程式行列式線形代数同次連立方程式
2025/8/5

次の方程式を解く問題です。 (1) $\frac{x}{x-1} - \frac{2x}{x+1} = \frac{2}{x^2-1}$ (2) $3 + \frac{1}{x-1} = \frac{...

方程式分数方程式平方根二次方程式解の吟味
2025/8/5

2次方程式 $2x^2 + 3x - 4 = 0$ の2つの解を $\alpha$, $\beta$ とするとき、以下の式の値を求めよ。 (1) $(\alpha - 2)(\beta - 2)$ (...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/8/5

与えられた行列のランク(階数)を求める問題です。与えられた行列は次の通りです。 $\begin{pmatrix} 2 & 2 & -1 & 0 \\ 0 & 2 & -1 & 4 \\ -1 & 0 ...

線形代数行列ランク階数行基本変形
2025/8/5

(2) 次の連立一次方程式の解を、掃き出し法を用いて求めよ。 $ \begin{cases} 2x - y - z = 3 \\ -3x + 2y + z = -4 \\ x - z = 2 \end...

連立一次方程式掃き出し法線形代数同次連立一次方程式
2025/8/5

与えられた3つの式を因数分解する問題です。 (1) $8x^3 + 27y^3$ (2) $64x^3 - 1$ (3) $54x^3 + 16$

因数分解多項式
2025/8/5