$x$ の方程式 $4(4^x+4^{-x})-20(2^x+2^{-x})+33=0$ を解く問題です。この問題を解くために、$t = 2^x + 2^{-x}$ と置き換えて議論を進めます。

代数学指数関数方程式二次方程式相加相乗平均
2025/8/5

1. 問題の内容

xx の方程式 4(4x+4x)20(2x+2x)+33=04(4^x+4^{-x})-20(2^x+2^{-x})+33=0 を解く問題です。この問題を解くために、t=2x+2xt = 2^x + 2^{-x} と置き換えて議論を進めます。

2. 解き方の手順

(1)
まず、4x+4x4^x + 4^{-x}tt で表すことを考えます。t=2x+2xt = 2^x + 2^{-x} の両辺を2乗すると、
t2=(2x+2x)2=(2x)2+2(2x)(2x)+(2x)2=4x+2+4xt^2 = (2^x + 2^{-x})^2 = (2^x)^2 + 2(2^x)(2^{-x}) + (2^{-x})^2 = 4^x + 2 + 4^{-x}
したがって、
4x+4x=t224^x + 4^{-x} = t^2 - 2
よって、アは t22t^2-2、イは 22 となります。
問題の方程式は、
4(t22)20t+33=04(t^2 - 2) - 20t + 33 = 0
4t2820t+33=04t^2 - 8 - 20t + 33 = 0
4t220t+25=04t^2 - 20t + 25 = 0
と表すことができます。したがって、ウは t2t^2、エオは 2525 となります。
次に、xx の範囲が実数全体であるとき、y=2xy = 2^xy=2xy = 2^{-x} の値域を考えます。2x>02^x > 0 かつ 2x>02^{-x} > 0 であるため、力は y>0 となります。(選択肢0)
次に、t=2x+2xt = 2^x + 2^{-x} の取り得る値の範囲を考えます。相加平均と相乗平均の関係より、
2x+2x22x2x=1=1\frac{2^x + 2^{-x}}{2} \geq \sqrt{2^x \cdot 2^{-x}} = \sqrt{1} = 1
2x+2x22^x + 2^{-x} \geq 2
したがって、t2t \geq 2 となります。よって、キは t2t \geq 2 となります。(選択肢(2))
(2)
4t220t+25=04t^2 - 20t + 25 = 0
(2t5)2=0(2t - 5)^2 = 0
2t5=02t - 5 = 0
t=52=2.5t = \frac{5}{2} = 2.5
したがって、クは 5、ケは 2 となります。
x=3x=3 のとき、t=23+23=8+18=64+18=658=8.125t = 2^3 + 2^{-3} = 8 + \frac{1}{8} = \frac{64+1}{8} = \frac{65}{8} = 8.125
したがって、コサは 65、シは 8 となります。
y = 2x2^xとy=2x2^{-x}のグラフはy軸に関して対称なので、スは「線対称」となります。y = 2x2^x+2x2^{-x}のグラフについては下に凸となることからセは「凹」グラフとなります。

3. 最終的な答え

ア:t22t^2-2
イ:2
ウ:t2t^2
エオ:25
カ:0
キ:2
ク:5
ケ:2
コサ:65
シ:8
ス:線対称
セ:凹

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