三角形ABCにおいて、$a = \sqrt{6}$, $b = 3 + \sqrt{3}$, $C = 45^\circ$であるとき、残りの辺の長さ$c$と角$A$, $B$の大きさを求めよ。

幾何学三角形余弦定理正弦定理三角比辺の長さ角度
2025/8/5

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=6a = \sqrt{6}, b=3+3b = 3 + \sqrt{3}, C=45C = 45^\circであるとき、残りの辺の長さccと角AA, BBの大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、余弦定理を用いて辺ccの長さを求める。
余弦定理は、c2=a2+b22abcosCc^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos Cである。
与えられた値を代入すると、
c2=(6)2+(3+3)22(6)(3+3)cos45c^2 = (\sqrt{6})^2 + (3 + \sqrt{3})^2 - 2(\sqrt{6})(3 + \sqrt{3})\cos 45^\circ
c2=6+(9+63+3)26(3+3)22c^2 = 6 + (9 + 6\sqrt{3} + 3) - 2\sqrt{6}(3 + \sqrt{3})\frac{\sqrt{2}}{2}
c2=6+12+6312(3+3)c^2 = 6 + 12 + 6\sqrt{3} - \sqrt{12}(3 + \sqrt{3})
c2=18+6323(3+3)c^2 = 18 + 6\sqrt{3} - 2\sqrt{3}(3 + \sqrt{3})
c2=18+63(63+6)c^2 = 18 + 6\sqrt{3} - (6\sqrt{3} + 6)
c2=186=12c^2 = 18 - 6 = 12
c=12=23c = \sqrt{12} = 2\sqrt{3}
次に、正弦定理を用いて角AAを求める。
正弦定理は、asinA=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{c}{\sin C}である。
sinA=asinCc=6sin4523=62223=1243=2343=12\sin A = \frac{a\sin C}{c} = \frac{\sqrt{6}\sin 45^\circ}{2\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{6}\frac{\sqrt{2}}{2}}{2\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{12}}{4\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{3}}{4\sqrt{3}} = \frac{1}{2}
したがって、A=30A = 30^\circまたは150150^\circ
A=150A = 150^\circのとき、A+C=150+45=195>180A + C = 150^\circ + 45^\circ = 195^\circ > 180^\circとなり、三角形の内角の和が180180^\circを超えるため不適である。
したがって、A=30A = 30^\circ
最後に、三角形の内角の和を用いて角BBを求める。
B=180AC=1803045=105B = 180^\circ - A - C = 180^\circ - 30^\circ - 45^\circ = 105^\circ

3. 最終的な答え

c=23c = 2\sqrt{3}
A=30A = 30^\circ
B=105B = 105^\circ

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