花子さんと太郎さんが、三角形ABDに対して余弦定理を用いてADの長さを求める問題を考えています。$AD=x$ とおくと、$x$ についての二次方程式 $x^2 - (14\cos{\angle BAD})x + 49 - BD^2 = 0$ が得られます。しかし、この二次方程式を解くと、$x$ の値が二つ出てきてしまいます。この二つの $x$ の値のうち、一つは何を表しているのか、という問題です。

幾何学余弦定理三角形二次方程式対称性合同
2025/8/6

1. 問題の内容

花子さんと太郎さんが、三角形ABDに対して余弦定理を用いてADの長さを求める問題を考えています。AD=xAD=x とおくと、xx についての二次方程式 x2(14cosBAD)x+49BD2=0x^2 - (14\cos{\angle BAD})x + 49 - BD^2 = 0 が得られます。しかし、この二次方程式を解くと、xx の値が二つ出てきてしまいます。この二つの xx の値のうち、一つは何を表しているのか、という問題です。

2. 解き方の手順

図1を見て、点Dに関して対称な点E1, E2を考えることがヒントになっています。
* 二次方程式の解は二つあり、ADの長さを表すことは明らかです。
* もう一つの解は、対称性から考察できます。
* ABH1\triangle ABH_1AE1H1\triangle AE_1H_1は合同であり、ACH2\triangle ACH_2AE2H2\triangle AE_2H_2は合同です。
* したがって、AD=AE1=AE2AD = AE_1 = AE_2です。
* 二次方程式の解が二つあるということは、ADの長さが2通り考えられることを意味します。
* 図1から想像できるように、AD=xと置いたとき、もう一つの解は線分AE2の長さを表していると考えられます。

3. 最終的な答え

チツ = AE2
テト = AE2

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