台形ABCDにおいて、AB = 4 cm, AD = 2 cm, BC = 6 cmである。点P, Qは点Bを同時に出発し、それぞれ秒速1 cmで移動する。点Pは辺BA上をAまで移動し、その後、AD上をDまで移動する。点Qは辺BC上をCまで移動する。点P, Qが出発してから$x$秒後の三角形PBQの面積を$y$ cm$^2$とする。以下の問いに答えよ。 (1) 点Pが辺BA上を動くときと、辺AD上を動くときについて、$y$を$x$の式で表し、$x$の変域を求めよ。 (2) $x$と$y$の関係をグラフで表せ。

幾何学図形台形面積二次関数一次関数グラフ動点
2025/8/6

1. 問題の内容

台形ABCDにおいて、AB = 4 cm, AD = 2 cm, BC = 6 cmである。点P, Qは点Bを同時に出発し、それぞれ秒速1 cmで移動する。点Pは辺BA上をAまで移動し、その後、AD上をDまで移動する。点Qは辺BC上をCまで移動する。点P, Qが出発してからxx秒後の三角形PBQの面積をyy cm2^2とする。以下の問いに答えよ。
(1) 点Pが辺BA上を動くときと、辺AD上を動くときについて、yyxxの式で表し、xxの変域を求めよ。
(2) xxyyの関係をグラフで表せ。

2. 解き方の手順

(1)
(i) 点Pが辺BA上を動くとき
PはBからAに向かって移動するので、0x40 \le x \le 4である。
このとき、BP = xx cm, BQ = xx cmである。
三角形PBQの面積は
y=12×BP×BQ=12×x×x=12x2y = \frac{1}{2} \times BP \times BQ = \frac{1}{2} \times x \times x = \frac{1}{2}x^2
したがって、y=12x2y = \frac{1}{2}x^2
xxの変域は0x40 \le x \le 4
(ii) 点Pが辺AD上を動くとき
PはAからDに向かって移動するので、4x64 \le x \le 6である。
このとき、BQ = xx cmである。
三角形PBQの面積は
y=12×AB×BQ=12×4×x=2xy = \frac{1}{2} \times AB \times BQ = \frac{1}{2} \times 4 \times x = 2x
したがって、y=2xy = 2x
xxの変域は4x64 \le x \le 6
(2)
(i) 0x40 \le x \le 4のとき、y=12x2y = \frac{1}{2}x^2
x=0x = 0のとき、y=0y = 0
x=1x = 1のとき、y=12y = \frac{1}{2}
x=2x = 2のとき、y=2y = 2
x=3x = 3のとき、y=92=4.5y = \frac{9}{2} = 4.5
x=4x = 4のとき、y=8y = 8
グラフは放物線の一部となる。
(ii) 4x64 \le x \le 6のとき、y=2xy = 2x
x=4x = 4のとき、y=8y = 8
x=5x = 5のとき、y=10y = 10
x=6x = 6のとき、y=12y = 12
グラフは直線となる。

3. 最終的な答え

(1)
(i) 点Pが辺BA上を動くとき
式: y=12x2y = \frac{1}{2}x^2
xxの変域: 0x40 \le x \le 4
(ii) 点Pが辺AD上を動くとき
式: y=2xy = 2x
xxの変域: 4x64 \le x \le 6
(2) グラフは添付のグラフ用紙に上記を参考に描いてください。

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