(1) 放物線 $y = x^2$ 上の点A, Bを通る直線ABの式と、原点O, 点A, Bでできる三角形AOBの面積を求める。ただし、点Aのx座標は-1、点Bのx座標は3である。 (2) 放物線 $y = \frac{1}{3}x^2$ 上の点A, Bを通る直線ABの式と、原点O, 点A, Bでできる三角形AOBの面積を求める。ただし、点Aのx座標は3、点Bのy座標は12である。

幾何学放物線直線三角形の面積座標
2025/8/6

1. 問題の内容

(1) 放物線 y=x2y = x^2 上の点A, Bを通る直線ABの式と、原点O, 点A, Bでできる三角形AOBの面積を求める。ただし、点Aのx座標は-1、点Bのx座標は3である。
(2) 放物線 y=13x2y = \frac{1}{3}x^2 上の点A, Bを通る直線ABの式と、原点O, 点A, Bでできる三角形AOBの面積を求める。ただし、点Aのx座標は3、点Bのy座標は12である。

2. 解き方の手順

(1)
点Aの座標は、x = -1をy=x2y=x^2に代入して、A(-1, 1)。
点Bの座標は、x = 3をy=x2y=x^2に代入して、B(3, 9)。
直線ABの傾きは、913(1)=84=2\frac{9-1}{3-(-1)} = \frac{8}{4} = 2
直線ABの式をy=2x+by = 2x + bとおき、点A(-1, 1)を通ることから、
1=2(1)+b1 = 2(-1) + b より、b=3b = 3
よって、直線ABの式は、y=2x+3y = 2x + 3
三角形AOBの面積は、原点Oから直線ABまでの距離と、線分ABの長さを使って計算することもできるが、ここではAOBを2つの三角形に分割して考える。
点A(-1, 1)からx軸に垂線を下ろし、その交点をCとすると、C(-1, 0)。
点B(3, 9)からx軸に垂線を下ろし、その交点をDとすると、D(3, 0)。
三角形AOBの面積は、三角形AOCの面積と、三角形BODの面積、台形ACDBの面積を用いて計算できる。
三角形AOCの面積は、12×1×1=12\frac{1}{2} \times 1 \times 1 = \frac{1}{2}
三角形BODの面積は、12×3×9=272\frac{1}{2} \times 3 \times 9 = \frac{27}{2}
台形ACDBの面積は、12×(1+9)×(3(1))=12×10×4=20\frac{1}{2} \times (1 + 9) \times (3 - (-1)) = \frac{1}{2} \times 10 \times 4 = 20
三角形AOBの面積は、12(1)×91×3=1293=1212=6\frac{1}{2} |(-1) \times 9 - 1 \times 3| = \frac{1}{2} |-9 - 3| = \frac{1}{2} |-12| = 6
(2)
点Aの座標は、x = 3をy=13x2y = \frac{1}{3}x^2に代入して、A(3, 3)。
点Bのy座標は12であるから、12=13x212 = \frac{1}{3}x^2より、x2=36x^2 = 36。点Bのx座標は正なので、x=6x = 6。よってB(6, 12)。
直線ABの傾きは、12363=93=3\frac{12-3}{6-3} = \frac{9}{3} = 3
直線ABの式をy=3x+by = 3x + bとおき、点A(3, 3)を通ることから、3=3(3)+b3 = 3(3) + b より、b=6b = -6
よって、直線ABの式は、y=3x6y = 3x - 6
三角形AOBの面積は、123×123×6=123618=1218=9\frac{1}{2} |3 \times 12 - 3 \times 6| = \frac{1}{2} |36 - 18| = \frac{1}{2} |18| = 9

3. 最終的な答え

(1) 直線ABの式: y=2x+3y = 2x + 3, △AOBの面積: 6
(2) 直線ABの式: y=3x6y = 3x - 6, △AOBの面積: 9

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