図に示された四角形の面積を求めよ。図は、底面の対角線がそれぞれ3cmと4cmである菱形を底面とし、上下に同じ高さの三角錐を組み合わせた立体である。求めたい面積は、この立体の表面積である。

幾何学立体図形表面積菱形三平方の定理三角錐
2025/8/6

1. 問題の内容

図に示された四角形の面積を求めよ。図は、底面の対角線がそれぞれ3cmと4cmである菱形を底面とし、上下に同じ高さの三角錐を組み合わせた立体である。求めたい面積は、この立体の表面積である。

2. 解き方の手順

この立体は、上下に同じ高さの三角錐を組み合わせたものであり、表面積は4つの合同な二等辺三角形の面積の合計となる。
まず、二等辺三角形の高さを求める。
底面の菱形の対角線はそれぞれ3cmと4cmなので、交点はそれぞれを二等分する。
したがって、底面の菱形の一辺の長さは、三平方の定理より、
(3/2)2+(4/2)2=9/4+16/4=25/4=5/2=2.5\sqrt{(3/2)^2 + (4/2)^2} = \sqrt{9/4 + 16/4} = \sqrt{25/4} = 5/2 = 2.5 cmとなる。
次に、二等辺三角形の高さを求める。
二等辺三角形の高さは、底面の対角線3cmの半分(1.5cm)と、三角錐の高さ4cmを二辺とする直角三角形の斜辺となる。
したがって、二等辺三角形の高さは、三平方の定理より、
1.52+42=2.25+16=18.25=73/4=732\sqrt{1.5^2 + 4^2} = \sqrt{2.25 + 16} = \sqrt{18.25} = \sqrt{73/4} = \frac{\sqrt{73}}{2} cmとなる。
二等辺三角形の面積は、底辺2.5cm、高さ732\frac{\sqrt{73}}{2}cmなので、
12×2.5×732=2.5734=5738\frac{1}{2} \times 2.5 \times \frac{\sqrt{73}}{2} = \frac{2.5\sqrt{73}}{4} = \frac{5\sqrt{73}}{8} cm2cm^2となる。
表面積は、この二等辺三角形の面積の4倍なので、
4×5738=57324 \times \frac{5\sqrt{73}}{8} = \frac{5\sqrt{73}}{2} cm2cm^2となる。
738.544\sqrt{73} \approx 8.544 なので、57325×8.5442=42.722=21.36\frac{5\sqrt{73}}{2} \approx \frac{5 \times 8.544}{2} = \frac{42.72}{2} = 21.36
菱形の面積は、3×4/2×2=123 \times 4 / 2 \times 2 = 12 cm2cm^2
菱形の1辺の長さをaaとすると,a=(3/2)2+(4/2)2=9/4+4=25/4=5/2a = \sqrt{(3/2)^2 + (4/2)^2} = \sqrt{9/4 + 4} = \sqrt{25/4} = 5/2
二等辺三角形の高さをhhとすると、h=42+(3/2)2=16+9/4=73/4=73/2h = \sqrt{4^2 + (3/2)^2} = \sqrt{16 + 9/4} = \sqrt{73/4} = \sqrt{73}/2
二等辺三角形の面積は、5/2×73/2/2×2=(573)/85/2 \times \sqrt{73}/2 / 2 \times 2 = (5\sqrt{73})/8
四角錐の表面積は、4×(5/2×73/2/2)=(5/2)734 \times (5/2 \times \sqrt{73}/2 / 2 ) = (5/2)*\sqrt{73}

3. 最終的な答え

5732\frac{5\sqrt{73}}{2} cm2cm^2

「幾何学」の関連問題

問題は、与えられた範囲 $0 \le \theta < \pi$ において、三角方程式 $\cos(\theta + \frac{\pi}{6}) = \cos 2\theta$ を解き、$\thet...

三角関数三角方程式解の公式
2025/8/6

円の中心Oから距離1mの位置に、点A, Bがある。 ∠AOC = 45°, ∠BOD = 37° のとき、次の問いに答えよ。 (1) tan∠AOD の値を求めよ。 (2) $AB^2$ の値を求めよ...

三角比余弦定理角度
2025/8/6

$\theta \neq \frac{\pi}{ア}$とし、$sin \alpha = sin \beta$という関係がある。 (i) $0 \le \theta \le \frac{\pi}{2}$...

三角関数方程式角度sin解の公式三角比
2025/8/6

単位円上で、角 $\alpha$ の動径と円の交点をP、角 $\beta$ の動径と円の交点をQとする。このとき、問題文中の②が成り立つ、つまり $\sin \alpha = \sin \beta$ ...

三角関数単位円座標対称性
2025/8/6

ベクトル $a = \begin{bmatrix} -4 \\ 1 \\ -2 \end{bmatrix}$ とベクトル $b = \begin{bmatrix} -1 \\ 3 \\ 0 \end{...

ベクトルベクトルの大きさ内積外積ベクトルのなす角平行四辺形の面積
2025/8/6

三角形ABCにおいて、辺ACの長さが$4\sqrt{3}$、辺ABの長さが$3\sqrt{6}$、角Aが45°であるとき、辺BCの長さ$x$を求めよ。

三角形余弦定理辺の長さ角度
2025/8/6

円 $(x-1)^2 + (y+2)^2 = 25$ 上の点 $A(4, 2)$ における接線を $l$ とする。 (1) 点 $A$ と円の中心 $C$ を通る直線の傾きを求める。 (2) 接線 $...

接線方程式座標平面
2025/8/6

花子さんと太郎さんが、三角形ABDに対して余弦定理を用いてADの長さを求める問題を考えています。$AD=x$ とおくと、$x$ についての二次方程式 $x^2 - (14\cos{\angle BAD...

余弦定理三角形二次方程式対称性合同
2025/8/6

問題文は、三角形ABCにおいて、BD:DC = 7:8であり、点B, Cから直線ADに下ろした垂線の足をそれぞれH1, H2とし、直線BH1, CH2に関して点Dと対称な点をそれぞれE1, E2とする...

三角形余弦定理二次方程式相似線分の比
2025/8/6

問題は、線分BDと線分DCの比が7:8であることから、線分ADの長さを求める問題です。三角形ABDに余弦定理を適用し、ADに関する二次方程式を導き、その解の一つがADの長さを表さない場合があることを考...

余弦定理二次方程式線分の比図形問題
2025/8/6