## 問題の内容

幾何学平行四辺形合同三角形証明四角形
2025/8/5
## 問題の内容

1. **平行四辺形になるための条件**: 四角形ABCDが常に平行四辺形となるための条件を、選択肢ア~エの中から2つ選び、記号で答える問題。

2. **三角形の合同**: 図の四角形ABCDと四角形BEFGは合同な正方形であり、辺DCと辺GFは点Hで交わっている。このとき、$\triangle BCH \equiv \triangle BGH$となることを証明する問題。問題文中に証明の途中までが与えられており、その続きを記述して証明を完成させる。

## 解き方の手順
### 平行四辺形になるための条件
平行四辺形になるための条件は以下のいずれかです。

1. 2組の対辺がそれぞれ平行である。

2. 2組の対辺がそれぞれ等しい。

3. 2組の対角がそれぞれ等しい。

4. 対角線がそれぞれの中点で交わる。

5. 1組の対辺が平行で、かつその長さが等しい。

選択肢をそれぞれ検討します。
* ア: AD//BCAD // BC かつ A=D\angle A = \angle D。これは平行四辺形の条件ではありません。平行四辺形の対角は等しいですが、隣り合う角の関係に関する情報はありません。
* イ: AB//DCAB // DC かつ B=C\angle B = \angle C。これも平行四辺形の条件ではありません。向かい合う角の大小関係に関する情報がありません。
* ウ: AB=BC=CD=DAAB = BC = CD = DA。これは4辺の長さが全て等しいことを意味し、ひし形です。ひし形は平行四辺形の一種なので、この条件は平行四辺形になる条件です。
* エ: A+B=180\angle A + \angle B = 180^{\circ} かつ AD=BCAD = BCA+B=180\angle A + \angle B = 180^{\circ}は、辺ADと辺BCが平行であることを意味します。したがって、AD//BCAD // BCかつAD=BCAD = BCなので、この条件は平行四辺形になる条件です。
### 三角形の合同
BCHBGH\triangle BCH \equiv \triangle BGHを証明する問題です。
与えられた証明の続きを記述します。
〔証明〕 BCH\triangle BCHBGH\triangle BGHで、
四角形ABCDと四角形BEFGは合同な正方形だから、
BC=BGBC = BG (合同な正方形の1辺) --- (1)
CH=GHCH = GH (合同な正方形の1辺から、等しいDH=DHDH=DHを引いた) --- (2)
BH=BHBH = BH (共通) --- (3)
(1), (2), (3)より、
3組の辺がそれぞれ等しいので、
BCHBGH\triangle BCH \equiv \triangle BGH
## 最終的な答え
### 平行四辺形になるための条件
ウ、エ
### 三角形の合同
〔証明〕 BCH\triangle BCHBGH\triangle BGHで、
四角形ABCDと四角形BEFGは合同な正方形だから、
BC=BGBC = BG --- (1)
CH=GHCH = GH --- (2)
BH=BHBH = BH --- (3)
(1), (2), (3)より、
3組の辺がそれぞれ等しいので、
BCHBGH\triangle BCH \equiv \triangle BGH

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