三角形ABCにおいて、$\sin A : \sin B : \sin C = (1+\sqrt{3}):2:\sqrt{2}$ が成り立つとき、角Cの大きさを求める問題です。

幾何学三角比正弦定理余弦定理三角形角度
2025/8/5

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、sinA:sinB:sinC=(1+3):2:2\sin A : \sin B : \sin C = (1+\sqrt{3}):2:\sqrt{2} が成り立つとき、角Cの大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

正弦定理より、a:b:c=sinA:sinB:sinCa:b:c = \sin A : \sin B : \sin C が成り立つので、a:b:c=(1+3):2:2a:b:c = (1+\sqrt{3}):2:\sqrt{2} となります。
したがって、a=(1+3)ka = (1+\sqrt{3})k, b=2kb = 2k, c=2kc = \sqrt{2}k (kは正の定数)とおけます。
余弦定理より、
cosC=a2+b2c22ab\cos C = \frac{a^2 + b^2 - c^2}{2ab}
cosC=((1+3)k)2+(2k)2(2k)22(1+3)k(2k)\cos C = \frac{((1+\sqrt{3})k)^2 + (2k)^2 - (\sqrt{2}k)^2}{2(1+\sqrt{3})k(2k)}
cosC=(1+23+3)k2+4k22k24(1+3)k2\cos C = \frac{(1+2\sqrt{3}+3)k^2 + 4k^2 - 2k^2}{4(1+\sqrt{3})k^2}
cosC=(4+23)k2+2k24(1+3)k2\cos C = \frac{(4+2\sqrt{3})k^2 + 2k^2}{4(1+\sqrt{3})k^2}
cosC=(6+23)k24(1+3)k2\cos C = \frac{(6+2\sqrt{3})k^2}{4(1+\sqrt{3})k^2}
cosC=2(3+3)4(1+3)\cos C = \frac{2(3+\sqrt{3})}{4(1+\sqrt{3})}
cosC=3+32(1+3)\cos C = \frac{3+\sqrt{3}}{2(1+\sqrt{3})}
cosC=3(3+1)2(1+3)\cos C = \frac{\sqrt{3}(\sqrt{3}+1)}{2(1+\sqrt{3})}
cosC=32\cos C = \frac{\sqrt{3}}{2}
CCは三角形の内角なので、0<C<π0 < C < \pi です。
cosC=32\cos C = \frac{\sqrt{3}}{2} となるCCは、C=π6C = \frac{\pi}{6} です。

3. 最終的な答え

C=π6C = \frac{\pi}{6} (または 30°)

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