$a$ を正の定数とする。2次関数 $y = -x^2 + 2ax - a^2 + 3$ について、$0 \le x \le 4$ における関数の最大値を、以下の2つの場合について求め、そのときの $x$ の値を求めます。 * $0 < a < 1$ のとき * $1 \le a$ のとき

代数学二次関数最大値場合分け定義域
2025/8/5

1. 問題の内容

aa を正の定数とする。2次関数 y=x2+2axa2+3y = -x^2 + 2ax - a^2 + 3 について、0x40 \le x \le 4 における関数の最大値を、以下の2つの場合について求め、そのときの xx の値を求めます。
* 0<a<10 < a < 1 のとき
* 1a1 \le a のとき

2. 解き方の手順

与えられた2次関数は、平方完成すると次のようになります。
y=(xa)2+3y = -(x-a)^2 + 3
これは、頂点が (a,3)(a, 3) で、上に凸な放物線です。定義域は 0x40 \le x \le 4 です。
(1) 0<a<10 < a < 1 のとき
頂点の xx 座標 aa は区間 [0,4][0, 4] に含まれます。
このとき、定義域 0x40 \le x \le 4 における最大値は x=ax = a のときの yy 座標、つまり 33 です。よって、最大値は 33、そのときの xx の値は aa です。
したがって、0 < a < 1 の時、最大値は3、x = a。
(2) 1a1 \le a のとき、さらに場合分けが必要です。頂点の xx 座標 aa が、区間 [0,4][0, 4] に含まれるか、含まれないかで場合分けをします。
(i) 1a41 \le a \le 4 のとき
頂点の xx 座標 aa は区間 [0,4][0, 4] に含まれます。
このとき、定義域 0x40 \le x \le 4 における最大値は x=ax = a のときの yy 座標、つまり 33 です。
(ii) a>4a > 4 のとき
頂点の xx 座標 aa は区間 [0,4][0, 4] に含まれません。このとき、定義域 0x40 \le x \le 4 における最大値は x=0x = 0 のときの yy 座標です。
y(0)=02+2a(0)a2+3=a2+3y(0) = -0^2 + 2a(0) - a^2 + 3 = -a^2 + 3
また、x=4x = 4 のとき y(4)=42+2a(4)a2+3=16+8aa2+3=a2+8a13y(4) = -4^2 + 2a(4) - a^2 + 3 = -16 + 8a - a^2 + 3 = -a^2 + 8a - 13
このとき、定義域 0x40 \le x \le 4 における最大値は x=4x = 4 のときの yy 座標です。
したがって、
* 0<a<10 < a < 1 のとき、最大値は 33 で、x=ax = a
* 1a41 \le a \le 4 のとき、最大値は 33 で、x=ax = a
* a>4a > 4 のとき、最大値は a2+8a13-a^2+8a-13 で、x=4x = 4
しかし選択肢に合わせた答え方をする必要があります。
0<a<10 < a < 1 のとき、最大値は3(選択肢1)、x = a (選択肢6)
1a41 \le a \le 4 のとき最大値は3(選択肢1)、x=4 (選択肢7)

3. 最終的な答え

* 0<a<10 < a < 1 のとき、最大値: 3 , x= a
* 1a1 \le a のとき、最大値: -a^2+8a-13 , x=4

「代数学」の関連問題

等式 $\frac{1}{x(x+1)} = \frac{a}{x} + \frac{b}{x+1}$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b$ の値を定める問題です。

部分分数分解恒等式方程式
2025/8/5

等式 $2x^2 - 7x + 8 = (x - 3)(ax + b) + c$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b, c$ の値を求める。

恒等式二次式係数比較連立方程式
2025/8/5

与えられた4つの等式の中から、$x$についての恒等式を特定する問題です。

恒等式式の展開分数式二次方程式
2025/8/5

サラダ、パスタ、ピザをそれぞれ1皿ずつ注文したところ、合計金額が3900円だった。パスタはサラダより350円高く、ピザはパスタより650円高いとき、ピザの値段を求める。

一次方程式文章問題価格計算
2025/8/5

数列 $\{a_n\}$ は、$a_1 = -1$ と漸化式 $2a_{n+1} = -4a_n + 3$ を満たす。このとき、$a_n$ を求めよ。

数列漸化式等比数列
2025/8/5

数列 $\{a_n\}$ は $a_1 = 2$ と漸化式 $3a_{n+1} = 9a_n - 2$ を満たす。このとき、$\sum_{k=1}^{n} a_k$ を求めよ。

数列漸化式等比数列級数
2025/8/5

数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 2$ と漸化式 $3a_{n+1} = 9a_n - 2$ を満たすとき、$\sum_{k=1}^n a_k$ を求める問題です。

数列漸化式等比数列和の計算
2025/8/5

数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 2$ と漸化式 $a_{n+1} = 2a_n - 4$ を満たすとき、$a_n$ を求めよ。

数列漸化式等比数列
2025/8/5

数列 $\{a_n\}$ は $a_1 = -1$ と漸化式 $2a_{n+1} = -4a_n + 3$ を満たします。このとき、$\sum_{k=1}^{n} a_k$ を求める問題です。

数列漸化式等比数列級数
2025/8/5

数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 2$ と漸化式 $a_{n+1} = 2a_n + 2$ を満たすとき、$a_n$ を求めよ。

数列漸化式等比数列特性方程式
2025/8/5