はい、数学の問題ですね。解いていきましょう。
**
1. 問題の内容**
この問題は、以下の2つのパートに分かれています。
* **パート1:** 実数 に関する2つの不等式
* ... (1)
* ... (2)
について、(1) のときの(1)の解、(2) 不等式(2)の解、(3) (1)と(2)を同時に満たす整数 が1個となるような の範囲を求めます。
* **パート2:** 平面上の2つの円
*
*
について、(1) 円 の中心の座標と半径、(2) 円 と 軸の正の部分との交点 を通る傾き の直線 と円 の中心との距離 を で表し、 と が異なる2点で交わる の範囲、(3) と が直線 から切り取る線分の長さが等しくなる の値を求めます。
**
2. 解き方の手順**
**パート1**
**(1) のときの(1)の解**
を不等式(1)に代入すると、
この不等式を解くと、 または となります。
**(2) 不等式(2)の解**
不等式 を解きます。
**(3) (1)と(2)を同時に満たす整数 が1個となるような の範囲**
(1)より、 または
(2)より、
これらを同時に満たす整数 が1個となる条件を考えます。
を満たす整数は、-1, 0, 1 です。
* または と を満たす整数が のみの場合を考えると、 かつ なので、 となり矛盾。
* または と を満たす整数が のみの場合を考えると、 かつ なので、 となり矛盾。
* または と を満たす整数が のみの場合を考えると、 かつ なので、 となり矛盾。
が -1 のとき、 より、 で .
より、 なので、.
より、.
には、 の範囲の整数が一つしか含まれない。
より、 つまり そして、
よって .
**パート2**
**(1) 円 の中心の座標と半径**
円 を変形します。
したがって、円 の中心の座標は 、半径は です。
**(2) を で表し、 と が異なる2点で交わる の範囲**
円 と 軸の正の部分との交点 は、 です。
点 を通る傾き の直線 の方程式は、、つまり です。
円 の中心 と直線 の距離 は、
と が異なる2点で交わる条件は、 なので、
したがって、 または です。
**(3) と が直線 から切り取る線分の長さが等しくなる の値**
円 が直線 から切り取る線分の長さを 、円 が直線 から切り取る線分の長さを とします。 となるためには、 と の中心から直線までの距離が等しい必要があります。
円 の中心 と直線 の距離は、
より、
(i) のとき、 となり不適。
(ii) のとき、 より
(iii) のとき、 より .
(iv) のとき、 となり不適。
は、 または を満たします。
**
3. 最終的な答え**
**パート1**
(1) のとき、(1)の解: または
(2) (2)の解:
(3) (1)と(2)を同時に満たす整数が1個となるようなの値の範囲:
**パート2**
(1) の中心の座標と半径: 中心 、半径
(2) , または
(3) と が直線 から切り取る線分の長さが等しくなる の値: