四面体ABCDにおいて、点A, B, C, Dの位置ベクトルがそれぞれ$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$で与えられている。三角形ACDの重心をGとし、線分BGを4:3に外分する点をPとする。このとき、点Pの位置ベクトル$\vec{p}$を$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$を用いて表す。

幾何学ベクトル空間図形重心外分
2025/8/5

1. 問題の内容

四面体ABCDにおいて、点A, B, C, Dの位置ベクトルがそれぞれa\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}, d\vec{d}で与えられている。三角形ACDの重心をGとし、線分BGを4:3に外分する点をPとする。このとき、点Pの位置ベクトルp\vec{p}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}, d\vec{d}を用いて表す。

2. 解き方の手順

まず、三角形ACDの重心Gの位置ベクトルg\vec{g}を求める。重心は各頂点の位置ベクトルの平均であるから、
g=a+c+d3\vec{g} = \frac{\vec{a} + \vec{c} + \vec{d}}{3}
次に、点Pが線分BGを4:3に外分するという条件から、p\vec{p}b\vec{b}g\vec{g}を用いて表す。外分の公式より、
p=3b+4g43=3b+4g\vec{p} = \frac{-3\vec{b} + 4\vec{g}}{4-3} = -3\vec{b} + 4\vec{g}
g\vec{g}を代入する:
p=3b+4a+c+d3=3b+43a+43c+43d\vec{p} = -3\vec{b} + 4 \cdot \frac{\vec{a} + \vec{c} + \vec{d}}{3} = -3\vec{b} + \frac{4}{3}\vec{a} + \frac{4}{3}\vec{c} + \frac{4}{3}\vec{d}
整理すると
p=43a3b+43c+43d\vec{p} = \frac{4}{3}\vec{a} - 3\vec{b} + \frac{4}{3}\vec{c} + \frac{4}{3}\vec{d}

3. 最終的な答え

p=43a3b+43c+43d\vec{p} = \frac{4}{3}\vec{a} - 3\vec{b} + \frac{4}{3}\vec{c} + \frac{4}{3}\vec{d}
選択肢4が正しい。

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