高さ150mのタワーTHを観測地点Pから見上げたときの模式図が与えられています。 (1) PH = 260m のとき、見上げる角度 $\theta$ に最も近いものを選択肢から選びます。 (2) PT = 250m のとき、見上げる角度 $\theta$ について、$\cos \theta$ の値を求めます。 (3) 見上げる角度 $\theta = 25^\circ$ のとき、観測地点からタワーまでの距離PHを求めます。

幾何学三角比角度ピタゴラスの定理tancos
2025/8/6

1. 問題の内容

高さ150mのタワーTHを観測地点Pから見上げたときの模式図が与えられています。
(1) PH = 260m のとき、見上げる角度 θ\theta に最も近いものを選択肢から選びます。
(2) PT = 250m のとき、見上げる角度 θ\theta について、cosθ\cos \theta の値を求めます。
(3) 見上げる角度 θ=25\theta = 25^\circ のとき、観測地点からタワーまでの距離PHを求めます。

2. 解き方の手順

(1) tanθ=THPH=150260=15260.577\tan \theta = \frac{TH}{PH} = \frac{150}{260} = \frac{15}{26} \approx 0.577
選択肢の角度のタンジェントを考えると、
tan150.268\tan 15^\circ \approx 0.268
tan30=130.577\tan 30^\circ = \frac{1}{\sqrt{3}} \approx 0.577
tan45=1\tan 45^\circ = 1
tan60=31.73\tan 60^\circ = \sqrt{3} \approx 1.73
tan753.73\tan 75^\circ \approx 3.73
θ\theta に最も近い角度は 3030^\circ です。
(2) cosθ=PHPT\cos \theta = \frac{PH}{PT}
ピタゴラスの定理より PT2=PH2+TH2PT^2 = PH^2 + TH^2 が成り立つので、PH=PT2TH2=25021502=6250022500=40000=200PH = \sqrt{PT^2 - TH^2} = \sqrt{250^2 - 150^2} = \sqrt{62500 - 22500} = \sqrt{40000} = 200
cosθ=200250=45=0.8\cos \theta = \frac{200}{250} = \frac{4}{5} = 0.8
(3) tanθ=THPH\tan \theta = \frac{TH}{PH}
θ=25\theta = 25^\circ なので、tan25=sin25cos25=0.420.90.4667\tan 25^\circ = \frac{\sin 25^\circ}{\cos 25^\circ} = \frac{0.42}{0.9} \approx 0.4667
PH=THtan25=1500.4667321.43PH = \frac{TH}{\tan 25^\circ} = \frac{150}{0.4667} \approx 321.43
小数点以下を四捨五入すると PH321PH \approx 321

3. 最終的な答え

(1) イ
(2) cosθ=0.8\cos \theta = 0.8
(3) PH321PH \approx 321

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