四面体ABCDにおいて、頂点A, B, C, Dの位置ベクトルをそれぞれ$\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}$とする。三角形ABDの重心をGとし、線分CGを2:5に内分する点をPとする。このとき、点Pの位置ベクトル$\vec{p}$を$\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}$で表せ。

幾何学ベクトル空間図形重心内分点
2025/8/5

1. 問題の内容

四面体ABCDにおいて、頂点A, B, C, Dの位置ベクトルをそれぞれa,b,c,d\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}とする。三角形ABDの重心をGとし、線分CGを2:5に内分する点をPとする。このとき、点Pの位置ベクトルp\vec{p}a,b,c,d\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}で表せ。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABDの重心Gの位置ベクトルg\vec{g}a,b,d\vec{a}, \vec{b}, \vec{d}で表す。
重心の公式より、
g=a+b+d3\vec{g} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{d}}{3}
次に、線分CGを2:5に内分する点Pの位置ベクトルp\vec{p}c,g\vec{c}, \vec{g}で表す。
内分点の公式より、
p=5c+2g2+5=5c+2g7\vec{p} = \frac{5\vec{c} + 2\vec{g}}{2+5} = \frac{5\vec{c} + 2\vec{g}}{7}
g=a+b+d3\vec{g} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{d}}{3}を代入する。
p=5c+2(a+b+d3)7\vec{p} = \frac{5\vec{c} + 2(\frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{d}}{3})}{7}
p=5c+23a+23b+23d7\vec{p} = \frac{5\vec{c} + \frac{2}{3}\vec{a} + \frac{2}{3}\vec{b} + \frac{2}{3}\vec{d}}{7}
p=17(23a+23b+5c+23d)\vec{p} = \frac{1}{7}(\frac{2}{3}\vec{a} + \frac{2}{3}\vec{b} + 5\vec{c} + \frac{2}{3}\vec{d})
p=221a+221b+57c+221d\vec{p} = \frac{2}{21}\vec{a} + \frac{2}{21}\vec{b} + \frac{5}{7}\vec{c} + \frac{2}{21}\vec{d}

3. 最終的な答え

p=221a+221b+57c+221d\vec{p} = \frac{2}{21}\vec{a} + \frac{2}{21}\vec{b} + \frac{5}{7}\vec{c} + \frac{2}{21}\vec{d}
選択肢の2が正しいです。

「幾何学」の関連問題

半径 $r$ の円柱を、底面の直径ABを通り、底面と$\frac{\pi}{3}$の角をなす平面で切断したとき、底面と平面の間の部分の体積 $V$ を求める問題です。ただし、円柱の高さは $r$ より...

体積積分円柱断面
2025/8/6

四面体OABCの6つの辺の長さが与えられており、$OA = \sqrt{10}$, $OB = \sqrt{5}$, $OC = \sqrt{6}$, $AB = \sqrt{5}$, $AC = 2...

空間図形四面体体積面積余弦定理ヘロンの公式
2025/8/6

図に示された四角形の面積を求めよ。図は、底面の対角線がそれぞれ3cmと4cmである菱形を底面とし、上下に同じ高さの三角錐を組み合わせた立体である。求めたい面積は、この立体の表面積である。

立体図形表面積菱形三平方の定理三角錐
2025/8/6

問題は、与えられた図形の辺の長さ $x$, $y$ を求める問題(1)と、与えられた図形の面積を求める問題(2)です。

図形直角三角形三平方の定理辺の比面積ヘロンの公式正三角形
2025/8/6

四面体$OABC$の各辺の長さが、$OA = \sqrt{10}$, $OB = \sqrt{5}$, $OC = \sqrt{6}$, $AB = \sqrt{5}$, $AC = 2\sqrt{2...

空間図形四面体体積面積ベクトル余弦定理
2025/8/6

図のように、正三角形と正方形が重なっている。図中の角あ(記号⑤)の大きさを求める。正三角形の一つの角は $60^\circ$ であり、問題の図には $65^\circ$ の角も示されている。

角度図形正三角形正方形
2025/8/6

高さ150mのタワーTHを観測地点Pから見上げたときの模式図が与えられています。 (1) PH = 260m のとき、見上げる角度 $\theta$ に最も近いものを選択肢から選びます。 (2) PT...

三角比角度ピタゴラスの定理tancos
2025/8/6

$BC=CD$ ... (1)

合同正方形証明直角三角形
2025/8/6

三角形ABCにおいて、以下の問いに答えます。 (1) $a=11$, $b=7$, $c=6$のとき、$\cos B$と$S$(面積)を求めます。 (2) $a=\sqrt{2}$, $c=\sqrt...

三角形余弦定理面積三角比
2025/8/6

図において、$\triangle ABC$と$\triangle CDE$は正三角形である。線分$AD$と線分$BE$の交点を$F$とする。 (1) $\triangle ADC$と$\triangl...

三角形合同正三角形角度
2025/8/6