質量 $4.0 kg$ の物体が摩擦のある平面上を運動し、左向きに $2.0 m/s^2$ の加速度で減速して停止しました。このとき、物体と面との間の動摩擦係数を求めます。重力加速度の大きさは $g = 9.8 m/s^2$ とします。

応用数学力学運動方程式摩擦物理
2025/3/11

1. 問題の内容

質量 4.0kg4.0 kg の物体が摩擦のある平面上を運動し、左向きに 2.0m/s22.0 m/s^2 の加速度で減速して停止しました。このとき、物体と面との間の動摩擦係数を求めます。重力加速度の大きさは g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2 とします。

2. 解き方の手順

まず、物体に働く力を考えます。物体には重力、垂直抗力、動摩擦力が働きます。水平方向には動摩擦力のみが働き、この動摩擦力が減速の原因となります。
動摩擦力の大きさ FkF_k は、動摩擦係数 μk\mu_k と垂直抗力 NN を用いて、
Fk=μkNF_k = \mu_k N
と表されます。
垂直抗力 NN は、重力 mgmg と釣り合っているので、N=mgN = mg です。したがって、
Fk=μkmgF_k = \mu_k mg
となります。
運動方程式 F=maF = ma より、
Fk=maF_k = ma
です。ここで、aa は加速度の大きさであり、2.0m/s22.0 m/s^2 です。
上記の2つの式より、
μkmg=ma\mu_k mg = ma
μk=ag\mu_k = \frac{a}{g}
となります。
与えられた値 a=2.0m/s2a = 2.0 m/s^2g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2 を代入すると、
μk=2.09.80.204\mu_k = \frac{2.0}{9.8} \approx 0.204
有効数字2桁で表すと、
μk0.20\mu_k \approx 0.20

3. 最終的な答え

0. 20

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