まず、限界費用 (MC) を求める。限界費用は総可変費用関数 C(x) の導関数である。 MC(x)=C′(x)=dxd(81x3−23x2+219x)=83x2−3x+219 次に、x=9 のときの限界費用を計算する。
MC(9)=83(9)2−3(9)+219=83(81)−27+219=8243−27+876=8319−27=8319−216=8103 同様に、x=10 のときの限界費用を計算する。
MC(10)=83(10)2−3(10)+219=83(100)−30+219=8300−30+876=8376−30=294−30=47−30=17 限界費用は供給曲線とみなせるので、供給量が 9 から 10 に増加したときの価格の変化率を計算する。
価格の変化は 17−8103=8136−103=833 価格の平均は (8103+17)/2=(8103+136)/2=16239 供給量の変化は 1 であり、供給量の平均は 29+10=219 供給の価格弾力性 ε は、供給量の変化率を価格の変化率で割ったものなので、 ε=ΔP/PavgΔQ/Qavg=(33/8)/(239/16)1/(19/2)=(33/8)∗(16/239)2/19=66/2392/19=192∗66239=19∗33239=627239≈0.381 問題文で与えられた弾力性 ε=297103≈0.347 に近い値になった。 別の解法として、点弾力性を使う。
ε=dPdQ⋅QP Q=9の時、P=MC(9)=8103 価格が変化したときΔP=MC′(9)ΔQ MC′(x)=43x−3 MC′(9)=43(9)−3=427−412=415 供給が1単位変化したとき、価格はΔP≈415(1)=415変化する。 ε=4151⋅98103=154⋅72103=1080412=270103