水槽Aと水槽Bがあり、水槽Aには最初にある高さまで水が入っている。水槽Aに水を入れ始めると同時に、水槽Bからは排水管を使って水を排出する。水槽Aと水槽Bの底から水面までの高さが等しくなる時間が、水槽Aに水を入れ始めてから11分後から16分後の間にある。この時間が何分何秒後かを求める。

応用数学一次関数連立方程式文章問題線形モデル
2025/8/6

1. 問題の内容

水槽Aと水槽Bがあり、水槽Aには最初にある高さまで水が入っている。水槽Aに水を入れ始めると同時に、水槽Bからは排水管を使って水を排出する。水槽Aと水槽Bの底から水面までの高さが等しくなる時間が、水槽Aに水を入れ始めてから11分後から16分後の間にある。この時間が何分何秒後かを求める。

2. 解き方の手順

まず、水槽Bの水面の高さの時間変化を直線の方程式で表す。水槽Bの水面の高さは毎分 12\frac{1}{2} cmずつ低くなるので、傾きは 12-\frac{1}{2} である。また、水槽Aに水を入れ始める時刻を0分とすると、水槽Bの水面の高さは、水槽Aに水を入れ始めてから11分後に20cm、16分後に30cmとなる。水槽Bの水面の高さの時間変化を表す直線の方程式を y=ax+by = ax + b とすると、
20=11a+b20 = 11a + b
30=16a+b30 = 16a + b
この連立方程式を解くと、a=2a = 2b=2b = -2 となる。したがって、水槽Bの水面の高さの時間変化は y=2x2y = 2x - 2 と表される。
次に、水槽Aの水面の高さの時間変化を直線の方程式で表す。水槽Aには最初4cmの高さまで水が入っているので、x=0x = 0のとき、y=30y = 30 となる。(OCRの内容から読み取れる)また、傾きは 12\frac{-1}{2}となる。
水槽Aの水面の高さの時間変化を表す直線の方程式は y=12x+30y = -\frac{1}{2}x + 30 と表される。
水槽Aと水槽Bの底から水面までの高さが等しくなる時間を求める。つまり、
12x+30=2x2-\frac{1}{2}x + 30 = 2x - 2
を解く。両辺に2をかけると
x+60=4x4-x + 60 = 4x - 4
5x=645x = 64
x=645=12.8x = \frac{64}{5} = 12.8
したがって、12.8分後に水槽Aと水槽Bの底から水面までの高さが等しくなる。
0.8分は 0.8×60=480.8 \times 60 = 48秒であるから、12分48秒後となる。

3. 最終的な答え

12分48秒後

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