この問題は、扇形の弧の長さと面積、および円弧に対する中心角を求める問題です。 (1) 半径6km、中心角$\frac{\pi}{3}$の扇形の弧の長さと面積を求める。 (2) 半径20m、中心角$\frac{3\pi}{8}$の扇形の弧の長さと面積を求める。 (3) 半径84mの円において、長さ$63\pi$mの弧に対する中心角の大きさを求める。 (4) 面積$180\pi$cm$^2$の扇形において、弧の長さが$12\pi$cmのとき、半径と中心角を求める。

幾何学扇形弧の長さ面積中心角
2025/8/6

1. 問題の内容

この問題は、扇形の弧の長さと面積、および円弧に対する中心角を求める問題です。
(1) 半径6km、中心角π3\frac{\pi}{3}の扇形の弧の長さと面積を求める。
(2) 半径20m、中心角3π8\frac{3\pi}{8}の扇形の弧の長さと面積を求める。
(3) 半径84mの円において、長さ63π63\pimの弧に対する中心角の大きさを求める。
(4) 面積180π180\picm2^2の扇形において、弧の長さが12π12\picmのとき、半径と中心角を求める。

2. 解き方の手順

(1) 扇形の弧の長さllと面積SSは、半径をrr、中心角をθ\theta(ラジアン)とすると、それぞれ
l=rθl = r\theta
S=12r2θS = \frac{1}{2}r^2\theta
で求められます。
この問題では、r=6r = 6km、θ=π3\theta = \frac{\pi}{3}なので、
l=6×π3=2πl = 6 \times \frac{\pi}{3} = 2\pi km
S=12×62×π3=12×36×π3=6πS = \frac{1}{2} \times 6^2 \times \frac{\pi}{3} = \frac{1}{2} \times 36 \times \frac{\pi}{3} = 6\pi km2^2
(2) この問題では、r=20r = 20m、θ=3π8\theta = \frac{3\pi}{8}なので、
l=20×3π8=60π8=15π2l = 20 \times \frac{3\pi}{8} = \frac{60\pi}{8} = \frac{15\pi}{2} m
S=12×202×3π8=12×400×3π8=1200π16=75πS = \frac{1}{2} \times 20^2 \times \frac{3\pi}{8} = \frac{1}{2} \times 400 \times \frac{3\pi}{8} = \frac{1200\pi}{16} = 75\pi m2^2
(3) 弧の長さllと半径rrが与えられているので、中心角θ\theta
θ=lr\theta = \frac{l}{r}
で求められます。
この問題では、r=84r = 84m、l=63πl = 63\pimなので、
θ=63π84=3π4\theta = \frac{63\pi}{84} = \frac{3\pi}{4}
(4) 扇形の面積SSと弧の長さllが与えられているので、半径rr
S=12rlS = \frac{1}{2}rl
より、
r=2Slr = \frac{2S}{l}
で求められます。中心角θ\theta
θ=lr\theta = \frac{l}{r}
で求められます。
この問題では、S=180πS = 180\picm2^2l=12πl = 12\picmなので、
r=2×180π12π=360π12π=30r = \frac{2 \times 180\pi}{12\pi} = \frac{360\pi}{12\pi} = 30 cm
θ=12π30=2π5\theta = \frac{12\pi}{30} = \frac{2\pi}{5}

3. 最終的な答え

(1) 弧の長さ: 2π2\pi km、面積: 6π6\pi km2^2
(2) 弧の長さ: 15π2\frac{15\pi}{2} m、面積: 75π75\pi m2^2
(3) 中心角: 3π4\frac{3\pi}{4}
(4) 半径: 30 cm、中心角: 2π5\frac{2\pi}{5}

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