(1) 円に内接する正三角形の一辺の長さを求める。
正三角形の頂点は円周上にあり、正三角形の中心は円の中心と一致する。円の中心から各頂点に向かう線は、正三角形を3つの合同な二等辺三角形に分割する。各二等辺三角形の中心角は 360∘/3=120∘ である。二等辺三角形の等しい辺の長さは円の半径 r=6 cmである。 正弦定理を用いると、正三角形の一辺の長さ a は sin120∘a=2r a=2rsin120∘=2⋅6⋅23=63 cm (2) 正三角形の面積を求める。
S3=43a2=43(63)2=43⋅36⋅3=273 平方センチメートル (3) 円に内接する正六角形の面積を求める。
正六角形は6つの合同な正三角形から構成される。各正三角形の一辺の長さは円の半径に等しい。すなわち、正六角形を構成する正三角形の一辺の長さは r=6 cmである。正六角形の面積 S6 は、正三角形の面積の6倍なので、 S6=6⋅43r2=6⋅43⋅62=6⋅43⋅36=543 平方センチメートル (4) 正三角形の面積が正六角形の面積の何倍かを求める。
S6S3=543273=5427=21