(1) 三角形が成立する条件は、任意の2辺の和が残りの1辺より大きいことである。
したがって、次の3つの不等式が成立する必要がある。
* 5t+(t+2)>2t+3 * 5t+(2t+3)>t+2 * (t+2)+(2t+3)>5t これらの不等式をそれぞれ解く。
5t+(t+2)>2t+3 6t+2>2t+3 5t+(2t+3)>t+2 7t+3>t+2 t>−61 (t+2)+(2t+3)>5t 3t+5>5t 以上より、41<t<25 (2) t>2 のとき、三角形が鈍角三角形であることを示す。 3辺の長さを a=5t, b=t+2, c=2t+3 とする。 a2, b2, c2 を計算する。 a2=(5t)2=25t2 b2=(t+2)2=t2+4t+4 c2=(2t+3)2=4t2+12t+9 鈍角三角形になる条件は、a2>b2+c2 が成り立つことである。 25t2>t2+4t+4+4t2+12t+9 25t2>5t2+16t+13 20t2−16t−13>0 ここで、f(t)=20t2−16t−13 とすると、t>2 において f(t) が正であることを示す。 f(2)=20(22)−16(2)−13=80−32−13=35>0 t>2 では f(t) は増加するので、f(t)>0 である。 したがって、t>2 のとき、a2>b2+c2 が成り立つので、鈍角三角形である。