「JUNPEI」の6文字をすべて用いて順列を作る。 (1) 子音(J, N, P)が両端にある場合の順列の数を求める。 (2) P, E, Iが隣り合っている場合の順列の数を求める。 (3) J, U, N がどの2つも隣り合っていない場合の順列の数を求める。 (4) 母音 (U, E, I) がこの順に並んでいる場合の順列の数を求める。

離散数学順列組み合わせ場合の数文字列
2025/8/6

1. 問題の内容

「JUNPEI」の6文字をすべて用いて順列を作る。
(1) 子音(J, N, P)が両端にある場合の順列の数を求める。
(2) P, E, Iが隣り合っている場合の順列の数を求める。
(3) J, U, N がどの2つも隣り合っていない場合の順列の数を求める。
(4) 母音 (U, E, I) がこの順に並んでいる場合の順列の数を求める。

2. 解き方の手順

(1) 子音(J, N, P)が両端にある場合
両端にJ, N, Pのいずれかが来るので、その選び方は 3×2=63 \times 2 = 6 通り。
残りの4文字(U, E, IとJ, N, Pのうち残った1文字)の並べ方は 4!=244! = 24 通り。
よって、 6×24=1446 \times 24 = 144 通り。
(2) P, E, I が隣り合っている場合
P, E, I をひとまとめにして1つの文字と考えると、全体で4つの文字(P, E, I の塊とJ, U, N)の順列を考えることになる。これは 4!=244! = 24 通り。
P, E, I の塊の中で、P, E, I の並び方は 3!=63! = 6 通り。
よって、24×6=14424 \times 6 = 144 通り。
(3) J, U, N がどの2つも隣り合っていない場合
まず、E, P, I の3文字を並べる。並べ方は 3!=63! = 6 通り。
E, P, I を並べた際にできる4つの隙間(Eの前、EとPの間、PとIの間、Iの後ろ)にJ, U, N を1つずつ入れる。
4つの隙間から3つを選んでJ, U, N を並べるので、 4P3=4×3×2=244P3 = 4 \times 3 \times 2 = 24 通り。
したがって、6×24=1446 \times 24 = 144 通り。
(4) 母音(U, E, I)がこの順に並んでいる場合
6つの文字を並べる方法は全部で 6!=7206! = 720 通り。
U, E, I の並び方は 3!=63! = 6 通りだが、このうち U, E, I の順になっているものは1通りだけ。
したがって、U, E, I がこの順に並んでいる順列の数は 6!3!=7206=120\frac{6!}{3!} = \frac{720}{6} = 120 通り。

3. 最終的な答え

(1) 144通り
(2) 144通り
(3) 144通り
(4) 120通り

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