数列 $\{b_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和が $S_n$ であり、$S_n = 2^{n+1} - c$ と与えられている。ただし、$c$ は $n$ によらない定数である。$n \geq 2$ のとき、$b_n$ を $S_n$ と $S_{n-1}$ を用いて表し、さらに $b_n$ を $n$ と $c$ を用いて表す。最後に、$n=1$ のときも、$b_n$ の式が成り立つような $c$ の値を求める。

代数学数列一般項漸化式
2025/8/6

1. 問題の内容

数列 {bn}\{b_n\} の初項から第 nn 項までの和が SnS_n であり、Sn=2n+1cS_n = 2^{n+1} - c と与えられている。ただし、ccnn によらない定数である。n2n \geq 2 のとき、bnb_nSnS_nSn1S_{n-1} を用いて表し、さらに bnb_nnncc を用いて表す。最後に、n=1n=1 のときも、bnb_n の式が成り立つような cc の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、n2n \geq 2 のとき、bnb_nSnS_nSn1S_{n-1} を用いて表すことができる。
bn=SnSn1b_n = S_n - S_{n-1} である。よって、コ の解答群は SnSn1S_n - S_{n-1} (選択肢2) である。
次に、Sn=2n+1cS_n = 2^{n+1} - c を代入して、bnb_nnncc を用いて表す。
bn=SnSn1=(2n+1c)(2nc)=2n+12n=2n(21)=2nb_n = S_n - S_{n-1} = (2^{n+1} - c) - (2^n - c) = 2^{n+1} - 2^n = 2^n (2-1) = 2^n
よって、bn=2nb_n = 2^n であり、サ の解答群は 2n2^n (選択肢4) である。
最後に、n=1n=1 のときも bn=2nb_n=2^n が成り立つような cc の値を求める。
b1=S1=21+1c=22c=4cb_1 = S_1 = 2^{1+1} - c = 2^2 - c = 4 - c
また、b1=21=2b_1 = 2^1 = 2 となるはずである。
よって、4c=24 - c = 2 より、c=2c = 2 である。
したがって、n=1n=1 のときも③が成り立つような cc の値は 2 である。

3. 最終的な答え

コ: 2
サ: 4
シ: 2

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