10本のくじがあり、そのうち4本が当たりである。 (1) 2本のくじを順番に引くとき、少なくとも1回当たりが出る確率を求める。ただし、引いたくじは毎回元に戻す。 (2) 2本のくじを同時に引くとき、当たりが出ない確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ独立事象排反事象
2025/8/6

1. 問題の内容

10本のくじがあり、そのうち4本が当たりである。
(1) 2本のくじを順番に引くとき、少なくとも1回当たりが出る確率を求める。ただし、引いたくじは毎回元に戻す。
(2) 2本のくじを同時に引くとき、当たりが出ない確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 少なくとも1回当たりが出る確率を求める。
これは、1 - (両方とも外れる確率)で計算できる。
1回目に外れる確率は、610\frac{6}{10}
2回目に外れる確率は、引いたくじを戻すので、610\frac{6}{10}
両方とも外れる確率は、610×610=36100=925\frac{6}{10} \times \frac{6}{10} = \frac{36}{100} = \frac{9}{25}
したがって、少なくとも1回当たりが出る確率は、1925=16251 - \frac{9}{25} = \frac{16}{25}
(2) 2本のくじを同時に引いて当たりが出ない確率を求める。
これは、2本とも外れを引く確率と同じである。
まず、1本目に外れを引く確率は、610\frac{6}{10}
次に、2本目に外れを引く確率は、1本外れを引いたので、59\frac{5}{9}
したがって、2本とも外れを引く確率は、610×59=3090=13\frac{6}{10} \times \frac{5}{9} = \frac{30}{90} = \frac{1}{3}

3. 最終的な答え

(1) 1625\frac{16}{25}
(2) 13\frac{1}{3}

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