(1) 4月の小テストの最頻値と中央値
最頻値は、ヒストグラムで最も頻度が高い値です。4月のヒストグラムを見ると、4点の人が6人いるので、最頻値は4点です。
中央値は、データを大きさの順に並べたときの中央の値です。生徒数は20人なので、中央値は10番目と11番目の人の平均値になります。ヒストグラムから各点数の人数を調べると、以下のようになります。
* 0点: 0人
* 1点: 1人
* 2点: 2人
* 3点: 2人
* 4点: 6人
* 5点: 3人
* 6点: 4人
* 7点: 0人
* 8点: 0人
* 9点: 0人
* 10点: 2人
3点までの合計人数は 1+2+2=5 人です。4点を加えると5+6=11 人になります。つまり、10番目と11番目の人はともに4点なので、中央値は4点です。 (2) 12月の小テストの平均値と標準偏差
12月のヒストグラムから各点数の人数を調べると、以下のようになります。
* 0点: 0人
* 1点: 0人
* 2点: 0人
* 3点: 0人
* 4点: 3人
* 5点: 4人
* 6点: 3人
* 7点: 3人
* 8点: 2人
* 9点: 3人
* 10点: 2人
平均値は、各点数に人数をかけて合計し、それを人数で割ったものです。
20(4×3)+(5×4)+(6×3)+(7×3)+(8×2)+(9×3)+(10×2)=2012+20+18+21+16+27+20=20134=6.7 点 分散は、各点数と平均値の差の二乗に人数をかけて合計し、それを人数で割ったものです。
分散 =20(4−6.7)2×3+(5−6.7)2×4+(6−6.7)2×3+(7−6.7)2×3+(8−6.7)2×2+(9−6.7)2×3+(10−6.7)2×2 =20(2.7)2×3+(1.7)2×4+(0.7)2×3+(0.3)2×3+(1.3)2×2+(2.3)2×3+(3.3)2×2 =207.29×3+2.89×4+0.49×3+0.09×3+1.69×2+5.29×3+10.89×2 =2021.87+11.56+1.47+0.27+3.38+15.87+21.78=2076.2=3.81 標準偏差は、分散の平方根です。
標準偏差 =3.81≈3.8=4×0.95=20.95 0.95≈0.974 2×0.974=1.948≈1.95 (3) 4月と12月の得点の相関係数
相関係数は、共分散をそれぞれの標準偏差で割ったものです。
相関係数 =4月の標準偏差×12月の標準偏差共分散 まず4月の標準偏差を求めます。
4月の平均値は:
20(1×1)+(2×2)+(3×2)+(4×6)+(5×3)+(6×4)+(10×2)=201+4+6+24+15+24+20=2094=4.7 4月の分散は:
20(1−4.7)2×1+(2−4.7)2×2+(3−4.7)2×2+(4−4.7)2×6+(5−4.7)2×3+(6−4.7)2×4+(10−4.7)2×2 =2013.69×1+7.29×2+2.89×2+0.49×6+0.09×3+1.69×4+28.09×2 =2013.69+14.58+5.78+2.94+0.27+6.76+56.18=20100.2=5.01 4月の標準偏差は 5.01≈5=2.24 相関係数 =2.24×1.950.75=4.3680.75≈0.1717≈0.17