関数 $y = -\frac{1}{2}x^2$ と $y = -2x^2$ のグラフ上にそれぞれ点B, Cと点A, Dがある。線分BAとCDの長さは等しく、それらはx軸に平行である。点AとDのx座標を$a$とするとき、以下の問いに答える。ただし、$a > 0$とする。 (1) 辺BCの長さを$a$を用いて表す。 (2) 四角形ABCDが正方形になるとき、点Aの座標を求める。

代数学二次関数座標平面幾何学正方形連立方程式
2025/8/6

1. 問題の内容

関数 y=12x2y = -\frac{1}{2}x^2y=2x2y = -2x^2 のグラフ上にそれぞれ点B, Cと点A, Dがある。線分BAとCDの長さは等しく、それらはx軸に平行である。点AとDのx座標をaaとするとき、以下の問いに答える。ただし、a>0a > 0とする。
(1) 辺BCの長さをaaを用いて表す。
(2) 四角形ABCDが正方形になるとき、点Aの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 辺BCの長さを求める。
点Aのx座標はaaなので、y座標はy=12a2y = -\frac{1}{2}a^2である。したがって、点Aの座標は(a,12a2)(a, -\frac{1}{2}a^2)である。
点Bのy座標は点Aと同じなので、12a2=2x2-\frac{1}{2}a^2 = -2x^2となる。
これをxxについて解くと、
x2=14a2x^2 = \frac{1}{4}a^2
x=±12ax = \pm \frac{1}{2}a
a>0a > 0より、点Bのx座標は12a-\frac{1}{2}aである。したがって、点Bの座標は(12a,12a2)(-\frac{1}{2}a, -\frac{1}{2}a^2)である。
辺BCの長さは、点Bのx座標から点Cのx座標を引いたものである。
点Cのx座標は、点Dのx座標に等しくaaである。
したがって、辺BCの長さは、
BC=a(12a)=32aBC = a - (-\frac{1}{2}a) = \frac{3}{2}a
(2) 四角形ABCDが正方形になるとき、点Aの座標を求める。
四角形ABCDが正方形であるとき、辺BCの長さと辺CDの長さが等しくなる。
辺BCの長さは32a\frac{3}{2}aである。
点Dのx座標はaaなので、y座標はy=2a2y = -2a^2である。したがって、点Dの座標は(a,2a2)(a, -2a^2)である。
辺CDの長さは、点Aのy座標から点Dのy座標を引いたものである。
CD=12a2(2a2)=32a2CD = -\frac{1}{2}a^2 - (-2a^2) = \frac{3}{2}a^2
したがって、
32a=32a2\frac{3}{2}a = \frac{3}{2}a^2
a=a2a = a^2
a2a=0a^2 - a = 0
a(a1)=0a(a - 1) = 0
a=0,1a = 0, 1
a>0a > 0より、a=1a = 1である。
したがって、点Aの座標は(1,12)(1, -\frac{1}{2})である。

3. 最終的な答え

(1) 辺BCの長さ: 32a\frac{3}{2}a
(2) 点Aの座標: (1,12)(1, -\frac{1}{2})

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