x軸上を運動する点Pの時刻$t$における座標$x$が、$x = t^3 - 9t^2 + 15t$で与えられている。 (1) 時刻$t=2$における点Pの座標$x$、速度$v$、加速度$\alpha$を求める。 (2) 点Pが運動の向きを2回変える時刻を求める。

解析学微分速度加速度運動関数
2025/8/6

1. 問題の内容

x軸上を運動する点Pの時刻ttにおける座標xxが、x=t39t2+15tx = t^3 - 9t^2 + 15tで与えられている。
(1) 時刻t=2t=2における点Pの座標xx、速度vv、加速度α\alphaを求める。
(2) 点Pが運動の向きを2回変える時刻を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、速度vvと加速度α\alphaを求めるために、xxを時間ttで微分する。
v=dxdt=3t218t+15v = \frac{dx}{dt} = 3t^2 - 18t + 15
次に、vvを時間ttで微分して加速度α\alphaを求める。
α=dvdt=6t18\alpha = \frac{dv}{dt} = 6t - 18
t=2t=2におけるxx, vv, α\alphaを求めるために、それぞれの式にt=2t=2を代入する。
x(2)=239(22)+15(2)=836+30=2x(2) = 2^3 - 9(2^2) + 15(2) = 8 - 36 + 30 = 2
v(2)=3(22)18(2)+15=1236+15=9v(2) = 3(2^2) - 18(2) + 15 = 12 - 36 + 15 = -9
α(2)=6(2)18=1218=6\alpha(2) = 6(2) - 18 = 12 - 18 = -6
(2)
点Pが運動の向きを変えるのは、速度vvが0になるときである。したがって、v=0v = 0となるttを求める。
3t218t+15=03t^2 - 18t + 15 = 0
t26t+5=0t^2 - 6t + 5 = 0
(t1)(t5)=0(t-1)(t-5) = 0
よって、t=1t=1t=5t=5で運動の向きが変わる。

3. 最終的な答え

(1)
2秒後の点Pの座標はx=2x = 2、速度はv=9v = -9、加速度はα=6\alpha = -6
(2)
点Pは1秒後と5秒後に運動の向きを変える。

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