(1) 直線 l の方程式を y=ax+b とおく。 C1 と l が接するための条件は、x2+2x+4=ax+b が重解を持つことである。 x2+(2−a)x+(4−b)=0 の判別式 D1=(2−a)2−4(4−b)=0。 整理すると a2−4a+4b−12=0。 同様に、C2 と l が接するための条件は、x2−2x+2=ax+b が重解を持つことである。 x2+(−2−a)x+(2−b)=0 の判別式 D2=(−2−a)2−4(2−b)=0。 整理すると a2+4a+4b−4=0。 a2−4a+4b−12=0 と a2+4a+4b−4=0 の差をとると、 −8a−8=0 より a=−1。 a=−1 を a2+4a+4b−4=0 に代入すると、 1−4+4b−4=0 より 4b=7。よって、b=47。 したがって、l の方程式は y=−x+47。問題文にはy=−x+21となっているので、47=21x+45 より45が必要である。 (2) C1:y=x2+2x+4 と C2:y=x2−2x+2 の交点を求める。 x2+2x+4=x2−2x+2 より 4x=−2。よって x=−21。 このとき、y=(−21)2−2(−21)+2=41+1+2=413。 C1 と l:y=−x+47 の交点を求める。 x2+2x+4=−x+47 より x2+3x+49=0。 (x+23)2=0 より x=−23。接点の座標は (−23,413)。 C2 と l:y=−x+47 の交点を求める。 x2−2x+2=−x+47 より x2−x+41=0。 (x−21)2=0 より x=21。接点の座標は (21,45)。 面積は ∫−3/2−1/2(x2+2x+4−(−x+7/4))dx−∫−1/21/2(x2−2x+2−(−x+7/4))dx =∫−3/2−1/2(x2+3x+9/4)dx−∫−1/21/2(x2−x+1/4)dx =[31x3+23x2+49x]−3/2−1/2−[31x3−21x2+41x]−1/21/2 =[(24−1+83−89)−(24−27+827−827)]−[(241−81+81)−(24−1−81−81)] =(2426−86)−(242)=2426−18−2=246=41. C1とC2とlで囲まれた面積なので、2つの接点のx座標より小さい方から大きい方までの定積分で、(C1-l)-(C2-l) dxとなる。接点はそれぞれ-3/2 と 1/2。
∫−3/21/2(C1−l)dx−∫−3/21/2(C2−l)dx=∫−3/21/2(C1−C2)dx=∫−3/21/24x+2dx= [2x2+2x]−3/21/2=(1/2+1)−(9/2−3)=3/2−3/2=0 S=∫−3/21/2∣(x2+2x+4)−(x2−2x+2)∣dx=∫−3/21/2∣4x+2∣dx S=∫−3/2−1/2(−4x−2)dx+∫−1/21/2(4x+2)dx=[−2x2−2x]−3/2−1/2+[2x2+2x]−1/21/2 =[−1/2+1]−[−(9/2)+3]+[1/2+1]−[1/2−1]=1/2+3/2+3/2−(−1/2)=1/2+3/2+3/2+1/2=8/2=4 放物線の交点がx = -1/2、lと接しているx = -3/2,x =1/2 で囲まれた部分の面積は1/4では無さそう。