与えられた分数の分母を有理化する問題です。具体的には、以下の3つの分数の分母を有理化します。 (1) $\frac{2}{\sqrt{3}+1}$ (2) $\frac{4}{\sqrt{10}-\sqrt{2}}$ (3) $\frac{3}{2+\sqrt{7}}$

代数学分母の有理化平方根式の計算
2025/8/7

1. 問題の内容

与えられた分数の分母を有理化する問題です。具体的には、以下の3つの分数の分母を有理化します。
(1) 23+1\frac{2}{\sqrt{3}+1}
(2) 4102\frac{4}{\sqrt{10}-\sqrt{2}}
(3) 32+7\frac{3}{2+\sqrt{7}}

2. 解き方の手順

分母の有理化は、分母に適切な数を掛けて、分母から根号を取り除く操作です。
(1) 23+1\frac{2}{\sqrt{3}+1} の場合:
分母の 3+1\sqrt{3} + 1 の共役な複素数である 31\sqrt{3} - 1 を分子と分母に掛けます。
23+1=2(31)(3+1)(31)\frac{2}{\sqrt{3}+1} = \frac{2(\sqrt{3}-1)}{(\sqrt{3}+1)(\sqrt{3}-1)}
=2(31)(3)212= \frac{2(\sqrt{3}-1)}{(\sqrt{3})^2 - 1^2}
=2(31)31= \frac{2(\sqrt{3}-1)}{3 - 1}
=2(31)2= \frac{2(\sqrt{3}-1)}{2}
=31= \sqrt{3} - 1
(2) 4102\frac{4}{\sqrt{10}-\sqrt{2}} の場合:
分母の 102\sqrt{10} - \sqrt{2} の共役な複素数である 10+2\sqrt{10} + \sqrt{2} を分子と分母に掛けます。
4102=4(10+2)(102)(10+2)\frac{4}{\sqrt{10}-\sqrt{2}} = \frac{4(\sqrt{10}+\sqrt{2})}{(\sqrt{10}-\sqrt{2})(\sqrt{10}+\sqrt{2})}
=4(10+2)(10)2(2)2= \frac{4(\sqrt{10}+\sqrt{2})}{(\sqrt{10})^2 - (\sqrt{2})^2}
=4(10+2)102= \frac{4(\sqrt{10}+\sqrt{2})}{10 - 2}
=4(10+2)8= \frac{4(\sqrt{10}+\sqrt{2})}{8}
=10+22= \frac{\sqrt{10}+\sqrt{2}}{2}
(3) 32+7\frac{3}{2+\sqrt{7}} の場合:
分母の 2+72 + \sqrt{7} の共役な複素数である 272 - \sqrt{7} を分子と分母に掛けます。
32+7=3(27)(2+7)(27)\frac{3}{2+\sqrt{7}} = \frac{3(2-\sqrt{7})}{(2+\sqrt{7})(2-\sqrt{7})}
=3(27)22(7)2= \frac{3(2-\sqrt{7})}{2^2 - (\sqrt{7})^2}
=3(27)47= \frac{3(2-\sqrt{7})}{4 - 7}
=3(27)3= \frac{3(2-\sqrt{7})}{-3}
=(27)= - (2 - \sqrt{7})
=2+7= -2 + \sqrt{7}
=72= \sqrt{7} - 2

3. 最終的な答え

(1) 31\sqrt{3} - 1
(2) 10+22\frac{\sqrt{10}+\sqrt{2}}{2}
(3) 72\sqrt{7} - 2

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