円柱Pと円柱Qが相似で、相似比が2:3である。円柱Pの半径は5cm、高さは10cmである。以下の問いに答える。 (1) 円柱Pの表面積を求める。 (2) 円柱Pの体積を求める。 (3) 円柱Qの表面積を求める。 (4) 円柱Qの体積を求める。

幾何学円柱相似表面積体積
2025/4/6

1. 問題の内容

円柱Pと円柱Qが相似で、相似比が2:3である。円柱Pの半径は5cm、高さは10cmである。以下の問いに答える。
(1) 円柱Pの表面積を求める。
(2) 円柱Pの体積を求める。
(3) 円柱Qの表面積を求める。
(4) 円柱Qの体積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円柱Pの表面積を求める。
円柱の表面積は、底面積×2\times 2 + 側面積で求められる。
底面積は、πr2 \pi r^2 で求められる。円柱Pの半径は5cmなので、底面積はπ×52=25π\pi \times 5^2 = 25\pi (cm2cm^2)である。
側面積は、2πrh2\pi r hで求められる。円柱Pの半径は5cm、高さは10cmなので、側面積は2π×5×10=100π2\pi \times 5 \times 10 = 100\pi (cm2cm^2)である。
円柱Pの表面積は、25π×2+100π=50π+100π=150π25\pi \times 2 + 100\pi = 50\pi + 100\pi = 150\pi (cm2cm^2)となる。
(2) 円柱Pの体積を求める。
円柱の体積は、底面積×\times高さで求められる。
円柱Pの底面積は25π25\pi (cm2cm^2)、高さは10cmなので、体積は25π×10=250π25\pi \times 10 = 250\pi (cm3cm^3)となる。
(3) 円柱Qの表面積を求める。
相似比がm:nならば、表面積の比はm2:n2m^2:n^2である。円柱Pと円柱Qの相似比は2:3なので、表面積の比は22:32=4:92^2:3^2 = 4:9となる。
円柱Pの表面積は150π150\pi (cm2cm^2)なので、円柱Qの表面積をxxとすると、4:9=150π:x4:9 = 150\pi:xという比例式が成り立つ。
これを解くと、4x=9×150π4x = 9 \times 150\pix=9×150π4=1350π4=675π2x = \frac{9 \times 150\pi}{4} = \frac{1350\pi}{4} = \frac{675\pi}{2} (cm2cm^2)となる。
(4) 円柱Qの体積を求める。
相似比がm:nならば、体積比はm3:n3m^3:n^3である。円柱Pと円柱Qの相似比は2:3なので、体積比は23:33=8:272^3:3^3 = 8:27となる。
円柱Pの体積は250π250\pi (cm3cm^3)なので、円柱Qの体積をyyとすると、8:27=250π:y8:27 = 250\pi:yという比例式が成り立つ。
これを解くと、8y=27×250π8y = 27 \times 250\piy=27×250π8=6750π8=3375π4y = \frac{27 \times 250\pi}{8} = \frac{6750\pi}{8} = \frac{3375\pi}{4} (cm3cm^3)となる。

3. 最終的な答え

(1) 円柱Pの表面積: 150π150\pi cm2cm^2
(2) 円柱Pの体積: 250π250\pi cm3cm^3
(3) 円柱Qの表面積: 675π2\frac{675\pi}{2} cm2cm^2
(4) 円柱Qの体積: 3375π4\frac{3375\pi}{4} cm3cm^3

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