問題は、与えられた命題の真偽を調べ、さらにその逆、対偶、裏の命題を述べ、それぞれの真偽を調べることです。具体的には、以下の2つの命題について行います。 (1) $|x|=2 \implies x^2=4$ (2) $p^2=pq \implies p=q$
2025/8/7
1. 問題の内容
問題は、与えられた命題の真偽を調べ、さらにその逆、対偶、裏の命題を述べ、それぞれの真偽を調べることです。具体的には、以下の2つの命題について行います。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
(1)
* 元の命題:
のとき、 または です。どちらの場合も、 となるので、元の命題は真です。
* 逆:
のとき、 または です。どちらの場合も、 となるので、逆の命題は真です。
* 対偶:
ならば、 かつ です。したがって、 となるので、対偶は真です。(対偶は元の命題が真なので真であることは明らかです。)
* 裏:
のとき、 かつ です。例えば、 のとき ですが、 となり、これは成立します。別の例として、のとき、ですが、 となり、これも成立します。しかし、のとき、ですが、 となり、これも成立します。これは真です。
(2)
* 元の命題:
は と変形できます。これを因数分解すると となります。したがって、 または です。のとき、とは限りません。例えば、 とすると、, となり、 は成り立ちますが、 は成り立ちません。したがって、元の命題は偽です。
* 逆:
のとき、 となるので、逆の命題は真です。
* 対偶:
元の命題が偽なので、対偶も偽です。
(または、 のとき、 であれば となる可能性があります。)
* 裏:
逆が真なので、裏は偽です。
(または、のとき、となる場合があるのかを考える.を仮定する。このとき、かつである。したがって、なので、真である。)
3. 最終的な答え
(1)
* 元の命題: 真
* 逆: 真
* 対偶: 真
* 裏: 真
(2)
* 元の命題: 偽
* 逆: 真
* 対偶: 偽
* 裏: 偽