長方形OABC内部にある格子点を黒点、外部にある格子点を白点とする。OAの長さを変化させたときの黒点と白点の個数を求め、表を完成させ、さらにOA=n cmの場合の黒点と白点の個数をnを使った式で表す。

代数学格子点二元連立方程式多項式幾何学
2025/8/7

1. 問題の内容

長方形OABC内部にある格子点を黒点、外部にある格子点を白点とする。OAの長さを変化させたときの黒点と白点の個数を求め、表を完成させ、さらにOA=n cmの場合の黒点と白点の個数をnを使った式で表す。

2. 解き方の手順

(1) 表のア、イ、ウを求める。
* ア: OAの長さが3 cmのときの黒点の個数を求める。図4より、黒点の個数は16個であるから、ア = 16。
* イ: OAの長さが3 cmのときの白点の個数を求める。図4より、白点の個数は12個であるから、イ = 12。
* ウ: OAの長さが3 cmのときの、黒点の個数と白点の個数の差を求める。黒点の個数は16個、白点の個数は12個なので、16 - 12 = 4。したがって、ウ = 4。
(2) エ、オを求める。
まず、黒点の個数と白点の個数の和を求める。長方形OABCの横の長さはn+1n+1、縦の長さは2n+12n+1なので、長方形内部の格子点の総数は(n+1)(2n+1)=2n2+3n+1(n+1)(2n+1) = 2n^2 + 3n + 1
直角三角形OACの斜辺上にある格子点の個数を考える。OC=2OA=2nOC = 2OA = 2n である。斜辺上にある格子点の個数は、黒点の個数と白点の個数の差に等しい。ここでは、nn を使った式を求められないので、実験的に求める。OAの長さが1, 2, 3の時を考えると、斜辺上の格子点はそれぞれ2, 3, 4。よって斜辺上の格子点はn+1n+1個であると推測できる。
黒点の個数をNbN_b、白点の個数をNwN_wとすると、
Nb+Nw=2n2+3n+1N_b + N_w = 2n^2 + 3n + 1
NbNw=n+1N_b - N_w = n+1
2つの式を足し合わせると、
2Nb=2n2+4n+22N_b = 2n^2 + 4n + 2
Nb=n2+2n+1=(n+1)2N_b = n^2 + 2n + 1 = (n+1)^2
2つの式を引き算すると、
2Nw=2n2+2n2N_w = 2n^2 + 2n
Nw=n2+nN_w = n^2 + n
よって、エ = n2+2n+1n^2 + 2n + 1、オ = n2+nn^2 + n

3. 最終的な答え

(1) ア = 16, イ = 12, ウ = 4
(2) エ = n2+2n+1n^2 + 2n + 1, オ = n2+nn^2 + n

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