直線 $y = \frac{1}{2}x + 1$ について、 (1) この直線を $y$ 軸に関して対称移動した直線の方程式を求める。 (2) この直線を $x$ 軸に関して対称移動した直線の方程式を求める。 (3) この直線を原点に関して対称移動した直線の方程式を求める。 (4) 元の直線と、(1)~(3) で求めた 3 本の直線によって囲まれた図形の面積を求める。

幾何学一次関数対称移動直線の対称移動図形の面積ひし形
2025/8/7

1. 問題の内容

直線 y=12x+1y = \frac{1}{2}x + 1 について、
(1) この直線を yy 軸に関して対称移動した直線の方程式を求める。
(2) この直線を xx 軸に関して対称移動した直線の方程式を求める。
(3) この直線を原点に関して対称移動した直線の方程式を求める。
(4) 元の直線と、(1)~(3) で求めた 3 本の直線によって囲まれた図形の面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) yy 軸に関して対称移動: xxx-x に置き換える。
y=12(x)+1y = \frac{1}{2}(-x) + 1
y=12x+1y = -\frac{1}{2}x + 1
(2) xx 軸に関して対称移動: yyy-y に置き換える。
y=12x+1-y = \frac{1}{2}x + 1
y=12x1y = -\frac{1}{2}x - 1
(3) 原点に関して対称移動: xxx-x に、 yyy-y に置き換える。
y=12(x)+1-y = \frac{1}{2}(-x) + 1
y=12x+1-y = -\frac{1}{2}x + 1
y=12x1y = \frac{1}{2}x - 1
(4) 4本の直線は
y=12x+1y = \frac{1}{2}x + 1 ... ①
y=12x+1y = -\frac{1}{2}x + 1 ... (1)
y=12x1y = -\frac{1}{2}x - 1 ... (2)
y=12x1y = \frac{1}{2}x - 1 ... (3)
これらの直線で囲まれた図形はひし形になる。
ひし形の頂点を求める。
①と(1)の交点: 12x+1=12x+1\frac{1}{2}x + 1 = -\frac{1}{2}x + 1 より、x=0x = 0y=1y = 1。 交点は (0,1)(0, 1)
①と(3)の交点: 12x+1=12x1\frac{1}{2}x + 1 = \frac{1}{2}x - 1 より、解なし。平行
①と(2)の交点: 12x+1=12x1\frac{1}{2}x + 1 = -\frac{1}{2}x - 1 より、x=2x = -2y=0y = 0。交点は (2,0)(-2, 0)
(1)と(2)の交点: 12x+1=12x1-\frac{1}{2}x + 1 = -\frac{1}{2}x - 1 より、解なし。平行
(1)と(3)の交点: 12x+1=12x1-\frac{1}{2}x + 1 = \frac{1}{2}x - 1 より、x=2x = 2y=0y = 0。交点は (2,0)(2, 0)
(2)と(3)の交点: 12x1=12x1-\frac{1}{2}x - 1 = \frac{1}{2}x - 1 より、x=0x = 0y=1y = -1。交点は (0,1)(0, -1)
ひし形の頂点は (0,1)(0, 1), (2,0)(-2, 0), (0,1)(0, -1), (2,0)(2, 0).
対角線の長さは、(0,1)(0, 1)(0,1)(0, -1) の距離が 22, (2,0)(-2, 0)(2,0)(2, 0) の距離が 44.
ひし形の面積 = 12×2×4=4\frac{1}{2} \times 2 \times 4 = 4

3. 最終的な答え

(1) y=12x+1y = -\frac{1}{2}x + 1
(2) y=12x1y = -\frac{1}{2}x - 1
(3) y=12x1y = \frac{1}{2}x - 1
(4) 4

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