与えられた条件を満たす方程式または座標を求める問題です。 (1) 2点 $A(-1, 2)$ と $B(7, 6)$ に対して、線分 $AB$ を $1:3$ に内分する点の座標を求める。 (2) 2点 $(-3, -2)$ と $(5, 4)$ を通る直線の方程式を求める。 (3) 点 $(5, 2)$ を通り、直線 $2x - 3y + 1 = 0$ に平行な直線の方程式を求める。 (4) 原点を通り、直線 $x + 3y + 8 = 0$ に垂直な直線の方程式を求める。 (5) 点 $(1, -2)$ と直線 $x + 2y + 1 = 0$ の距離を求める。 (6) 中心の座標が $(-2, 1)$、半径3の円の方程式を求める。 (7) 中心の座標が $(3, -4)$ で $x$ 軸と接する円の方程式を求める。 (8) 円 $x^2 + y^2 = 5$ 上の点 $(2, -1)$ における接線の方程式を求める。

幾何学座標平面直線内分点点と直線の距離接線
2025/8/13

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす方程式または座標を求める問題です。
(1) 2点 A(1,2)A(-1, 2)B(7,6)B(7, 6) に対して、線分 ABAB1:31:3 に内分する点の座標を求める。
(2) 2点 (3,2)(-3, -2)(5,4)(5, 4) を通る直線の方程式を求める。
(3) 点 (5,2)(5, 2) を通り、直線 2x3y+1=02x - 3y + 1 = 0 に平行な直線の方程式を求める。
(4) 原点を通り、直線 x+3y+8=0x + 3y + 8 = 0 に垂直な直線の方程式を求める。
(5) 点 (1,2)(1, -2) と直線 x+2y+1=0x + 2y + 1 = 0 の距離を求める。
(6) 中心の座標が (2,1)(-2, 1)、半径3の円の方程式を求める。
(7) 中心の座標が (3,4)(3, -4)xx 軸と接する円の方程式を求める。
(8) 円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 上の点 (2,1)(2, -1) における接線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 線分を内分する点の座標の公式を利用します。A(x1,y1)A(x_1, y_1), B(x2,y2)B(x_2, y_2)m:nm:n に内分する点の座標は (nx1+mx2m+n,ny1+my2m+n)(\frac{nx_1 + mx_2}{m+n}, \frac{ny_1 + my_2}{m+n}) で表されます。
A(1,2)A(-1, 2), B(7,6)B(7, 6)1:31:3 に内分する点の座標は (3(1)+1(7)1+3,3(2)+1(6)1+3)=(3+74,6+64)=(44,124)=(1,3)(\frac{3(-1) + 1(7)}{1+3}, \frac{3(2) + 1(6)}{1+3}) = (\frac{-3 + 7}{4}, \frac{6 + 6}{4}) = (\frac{4}{4}, \frac{12}{4}) = (1, 3)
(2) 2点を通る直線の方程式を求めるには、まず傾きを求めます。傾き m=y2y1x2x1m = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1} であり、点 (3,2)(-3, -2)(5,4)(5, 4) を通る直線の傾きは m=4(2)5(3)=68=34m = \frac{4 - (-2)}{5 - (-3)} = \frac{6}{8} = \frac{3}{4} です。
(3,2)(-3, -2) と傾き m=34m = \frac{3}{4} を用いて、直線の方程式 yy1=m(xx1)y - y_1 = m(x - x_1) を求めます。
y(2)=34(x(3))y - (-2) = \frac{3}{4}(x - (-3))
y+2=34(x+3)y + 2 = \frac{3}{4}(x + 3)
4(y+2)=3(x+3)4(y + 2) = 3(x + 3)
4y+8=3x+94y + 8 = 3x + 9
3x4y+1=03x - 4y + 1 = 0
(3) 平行な直線の傾きは等しいので、直線 2x3y+1=02x - 3y + 1 = 0 と平行な直線の傾きを求めます。
3y=2x+13y = 2x + 1
y=23x+13y = \frac{2}{3}x + \frac{1}{3}
傾きは 23\frac{2}{3} です。点 (5,2)(5, 2) を通り、傾き 23\frac{2}{3} の直線の方程式を求めます。
y2=23(x5)y - 2 = \frac{2}{3}(x - 5)
3(y2)=2(x5)3(y - 2) = 2(x - 5)
3y6=2x103y - 6 = 2x - 10
2x3y4=02x - 3y - 4 = 0
(4) 垂直な直線の傾きの積は 1-1 なので、直線 x+3y+8=0x + 3y + 8 = 0 に垂直な直線の傾きを求めます。
3y=x83y = -x - 8
y=13x83y = -\frac{1}{3}x - \frac{8}{3}
傾きは 13-\frac{1}{3} です。したがって、垂直な直線の傾きは 33 です。
原点 (0,0)(0, 0) を通り、傾き 33 の直線の方程式は y=3xy = 3x です。
(5) 点と直線の距離の公式を利用します。点 (x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離は ax0+by0+ca2+b2\frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}} で表されます。
(1,2)(1, -2) と直線 x+2y+1=0x + 2y + 1 = 0 の距離は 1(1)+2(2)+112+22=14+11+4=25=25=255\frac{|1(1) + 2(-2) + 1|}{\sqrt{1^2 + 2^2}} = \frac{|1 - 4 + 1|}{\sqrt{1 + 4}} = \frac{|-2|}{\sqrt{5}} = \frac{2}{\sqrt{5}} = \frac{2\sqrt{5}}{5}
(6) 中心の座標が (h,k)(h, k)、半径 rr の円の方程式は (xh)2+(yk)2=r2(x - h)^2 + (y - k)^2 = r^2 で表されます。
中心 (2,1)(-2, 1)、半径 33 の円の方程式は (x+2)2+(y1)2=32=9(x + 2)^2 + (y - 1)^2 = 3^2 = 9 です。
(7) 中心が (3,4)(3, -4)xx 軸に接する円の半径は 4=4|-4| = 4 です。したがって、円の方程式は (x3)2+(y+4)2=42=16(x - 3)^2 + (y + 4)^2 = 4^2 = 16 です。
(8) 円 x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 上の点 (x1,y1)(x_1, y_1) における接線の方程式は x1x+y1y=r2x_1x + y_1y = r^2 で表されます。
x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 上の点 (2,1)(2, -1) における接線の方程式は 2xy=52x - y = 5 です。

3. 最終的な答え

(1) (1,3)(1, 3)
(2) 3x4y+1=03x - 4y + 1 = 0
(3) 2x3y4=02x - 3y - 4 = 0
(4) y=3xy = 3x
(5) 255\frac{2\sqrt{5}}{5}
(6) (x+2)2+(y1)2=9(x + 2)^2 + (y - 1)^2 = 9
(7) (x3)2+(y+4)2=16(x - 3)^2 + (y + 4)^2 = 16
(8) 2xy=52x - y = 5

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